歯科医院ブログには何を書けばいい?ネタが切れたら考えること

集客(集患・増患)

最終更新日:2025/05/15

公開日:2023/11/08

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歯科医院の公式ホームページでブログを書いている院長先生や歯科医師、スタッフさんも多いでしょう。しかし、SEO対策を目的としている場合、ブログを書き続けることが難しく感じるようになるかもしれません。

そこでこの記事では、歯科医院がブログのネタに困ったときの解決方法をご紹介します。歯科医院のブログを運営している院長先生、担当者はぜひ参考にしてください。

歯科医院におけるブログの重要性

歯科医院のホームページにおいて、ブログの重要性はどのようなところにあるでしょうか?
院長先生によって、ブログに対する考え方は様々ですが、ブログを運営するメリットは大きく下記の3点にあります。

ブログを書くメリット
  • SEO対策として。多くのキーワードで上位表示させることで、サイトへの流入を増やすことができる
  • 患者さんや求職者に、自院の良さを伝えることができる
  • 既存の患者さんに対して、情報提供や歯科に関する啓発を行うことができる

では、実際にブログ記事を書く際に、どのようなところからネタの着想を得ればよいのでしょうか?

歯科医院のブログはどんなネタの記事を書けばいい?

ごくまれに更新する程度であれば、ネタには困らないと思いますが、多くの先生は隔週や週1などの高頻度でブログを投稿されています。
ブログのネタを探すときの方法をご紹介させていただきます。

ブログのネタを探すときの方法
  • 患者さんとのやりとりから着想を得る
  • ニュースやトレンドの情報を見る
  • 検索されているキーワードを探す
  • 生成AIを活用する

患者さんとのやりとりから着想を得る

日々の診療で患者さんから受ける質問や相談は、ブログネタの宝庫です。
診療中に出た話題や患者さんが特に気にしていたことをメモしておきましょう。例えば、以下のような質問がブログ記事として役立ちます。

  • 「歯の詰め物が取れたらどうすれば良い?」
  • 「インプラントとブリッジの違いは何?」
  • 「ホワイトニングの効果はどのくらい持続する?」
  • 「妊娠中に歯科治療を受けるときの注意事項は?」

患者さんの声を反映させることで、読者にとっても「自分の疑問が解決できるブログ」としての信頼感が生まれます。さらに、「よくある質問」に対してブログ記事を用意しておくことで、スタッフの負担軽減にもつながります。

ニュースやトレンドの情報を見る

季節ごとのイベントや最近話題になっているトピックも、ブログネタとして活用できます。
例えば、夏場には「虫歯予防のための夏の飲み物選び」、冬場には「インフルエンザ予防と口腔ケア」など、時期に合わせた情報を発信することで季節感を出しつつ、読者の興味を引くことができます。

  • 「バレンタインデーに甘いものを食べる際の歯のケア方法」
  • 「花粉症シーズンにおける口腔内ケア」
  • 「コロナ禍の今だからこそ知っておきたい感染対策」

検索されているキーワードを探す

SEOの観点からも重要なのが、実際に検索されているキーワードを把握することです。GoogleトレンドラッコキーワードAhrefsなどのツールを活用して、患者さんが検索している歯科関連のキーワードを調べましょう。
これらのキーワードに基づいて記事を書くことで、検索エンジンからの流入を狙いやすくなります。

また、そのキーワードがどれくらいの頻度で検索されているか、を知ることも重要です。
月間の検索回数のことを、「検索ボリューム」と言います。aramakijake.jpなど、無料で検索ボリュームを調べられるツールもありますので、これらを活用して患者さんのニーズを測りましょう。

生成AIを活用する

最近では、生成AIを活用してブログのネタを考える方法も増えています。例えば、ChatGPTやClaudeに「歯科医院のブログネタを提案して」と依頼すると、自動でリストを作成してくれます。さらに、そのリストを基に具体的なタイトル案や構成案を生成させることも可能です。

下記は、生成AIにネタ出しをしてもらうときのプロンプト例です。自由にご活用ください。

●●市で歯科医院の院長をしています。
医院のHPのSEO対策として、ブログを書きたいと思います。患者さんにニーズのありそうなブログのタイトル案を30個程度提案してください。
特に力を入れて対策したいキーワードは、「インビザライン」「予防」「親知らず」です。

AIの生成したアイデアをそのまま使うのではなく、自院の特徴や専門性に合わせてカスタマイズすることがポイントです。

歯科医院のブログを書くときのポイント

歯科医院のブログを書くときに考慮したいポイントにはいくつかありますが、ここでは4つの重要なポイントをご紹介します。

  • ターゲット(読者)を明確にする
  • わかりやすい文章の構成にする
  • イラストや写真を活用する
  • 誰による記事なのかを明示する

ターゲット(読者)を明確にする

歯科医院のブログを書くときのポイントの一つに「ターゲット(読者)を明確にする」ことがあります。ターゲットを明確にしなければ、内容も成果もまとまりのないブログとなってしまいます。ターゲットを明確にできれば「患者さんの視点に立てる」「患者さんへの理解が深まり、患者さんのニーズに合った内容のブログを提供できる」などのメリットがあります。

わかりやすい文章の構成にする

わかりやすい文章の構成にする」ことも重要です。専門用語ばかりで患者さんにとってわかりやすい内容でないと、自院の情報に理解を得ることは難しいでしょう。ターゲットを明確にしたうえで、ブログの読者に合った文章を書くことが重要です。難しい言葉遣いや内容は、ユーザーの離脱につながってしまう恐れがあります。

イラストや写真の活用する

歯科医院のブログを書くときのポイントに「イラストや写真を活用する」こともあります。イラストや写真は、読者を視覚的に訴えるため、記憶やインパクトの獲得に効果的です。多くの患者さんは、初めての歯科医院を訪れることに不安を感じているかもしれません。イラストや写真で、治療の内容や歯科医院の雰囲気を知ることができれば、その不安も最小限にできるでしょう。

誰による記事なのかを明示する

誰による記事なのかを明示する」ことも忘れないようにしましょう。自院のブログが検索エンジンで上位表示されるためにはSEO対策が重要です。SEO対策を行うことで、より多くのユーザーにブログを閲覧してもらうことが可能です。

その際「E-E-A-T」を考慮する必要があります。 「E-E-A-T」とは、良質なホームページを評価する基準で、Googleが独自に定めたものです。「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」からなる4つの頭文字を使った言葉です。

信頼できる良質なホームページであることを示すには、その分野における経験があり、専門知識が豊富で、作成者や情報提供元が認知されていることが重要です。そのため、歯科医院のブログを書く場合「誰による記事なのかを明示する」ことは重要なポイントとなるでしょう。

歯科医院のブログに書かない方が良いこと

歯科医院のブログに含めていく内容についていくつか考えてきましたが、歯科医院のブログに書いてはいけないことには何があるのでしょうか。

ブログは、患者さんを含めて多くのユーザーが閲覧して内容を読んでいます。そのため、できるだけネガティブな内容は避けましょう。「患者さんが少ない」「患者さんの迷惑な行為」などの内容も避けることをおすすめします。

また、著作権や肖像権の侵害に当たる内容も避けましょう。ブログの中には、気づかないうちに著作権や肖像権を侵害しているケースがあります。たとえば、インターネット上で見つけた写真やイラストを使用する場合、注意が必要です。引用の範囲が必要最小限であり、必然性のある引用であれば問題はありませんが、クレジットの表記や使用許諾が必要なケースもあります。引用する際は、引用部分を明確にするほか、必ず著作権や作品名などの出典元を明示するうえで引用しましょう。

歯科医院のブログにおいて気を付けなければならないポイントに「医療広告ガイドライン」があります。医療広告ガイドラインに抵触するような記事は避ける必要があります。医療広告ガイドラインによる医療広告規制は、努力義務ではありません。もし医療広告ガイドラインに違反する内容を掲載すると、行政指導が入る場合があります。指摘後すぐに修正すれば罰則はありませんが、従わなかった場合「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」の罰則が課せられる可能性があるため注意する必要があるでしょう。

歯科医院のブログを書く際、常に患者さんやユーザーの視点で書くことが重要です。ユーザーがブログを読んで自院に好感を持ってもらうことや信頼感を高めてもらうことが集客につながります。ユーザーの反感を受けてしまうような内容を掲載しないようにしましょう。たとえば、高級な食事をしている記事や写真を掲載することは嫉妬につながる可能性があるため、避けることが賢明です。

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まとめ

この記事では、歯科医院が書くべきブログの内容や書くときのポイント、ネタに困ったときの解決方法をご紹介してきました。

歯科医院においてブログを運営することは重要です。集客(集患・増患)に取り組んでいくために歯科医院のホームページでのブログは役立つでしょう。その際、誰しもネタ切れの壁にぶつかったり、何を書こうか悩んだりします。

歯科医院のブログを運営している院長先生や担当者の方は、この記事をぜひ参考になさってください。

なかなか成果につながらない方はご相談ください

検索エンジンで上位表示させるためSEO対策を徹底していくことがポイントです。せっかく労力をかけてブログを書いても検索エンジンで上位表示されなければ、多くのユーザーに読んでもらうことはできません。そのため、ブログの内容はもちろん、ブログサイトの構成や作り方の部分でもSEO対策が求められます。

ブログで、コンテンツマーケティングとSEO対策の両方をしっかりと対応させることが理想ですが、多くの専門知識や労力を考えると難しいことが現状です。歯科医院のブログで効果的に集客(集患・増患)につなげるためには、ホームページ制作会社などの外部に委託することも一つの方法です。

株式会社ITreat(アイトリート)は、医療機関に特化したプロのスタッフが歯科医院のホームページ制作をはじめブログ制作もお手伝いいたします。無料のご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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Y・NISHINA

執筆者

Y・NISHINA

株式会社ITreat

Webディレクター/サブリーダー

化粧品販売、制作会社、建設会社を経て2020年に株式会社ITreatへ入社。未経験からWebディレクターへ転身。現在は、病院・クリニックや一般企業のサイト制作におけるディレクション業務をはじめ、クライアントの採用業務のサポートなどを担当。

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