人気のユニークなデイサービスを紹介 - リハビリ特化型についても解説

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最終更新日:2024/04/26

公開日:2023/05/26

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近年、高齢化にともない、デイサービスの数が増加しています。デイサービスは機能訓練に加えて、レクリエーションや昼食、おやつ、入浴などのサービスを提供するのが一般的です。最近では他施設との差別化を図るため、施設独自の個性的でオリジナリティーあふれるサービスを提供する施設も増えてきています。

この記事では、全国のデイサービスで提供されている面白い取組みをご紹介します。さまざまなプログラムを導入した次世代型、カジノや温泉などの娯楽型、プロのシェフと関わる料理特化型、進化する新しいリハビリ特化型などについても取り上げます。デイサービスを運営している経営者や各事業所の担当者は、ぜひ参考にしてください。

評判のよいデイサービスの特徴

評判のよいデイサービスの特徴の一つとして、他の施設にはない独自のサービスを提供していることが挙げられます。

デイサービスは基本的に介護保険で運営されているサービスのため、単に「おもしろい、楽しい」だけではありません。利用者様のニーズや日常生活の維持、向上に沿っている必要があります。そのような必要を満たしたうえで、施設独自のサービスを提供し、利用者様が「おもしろい、楽しい」と感じてくださることが重要です。

次世代型デイサービス「日高デイトレセンター」

群馬県高崎市の「日高デイトレセンター」様は、お買い物リハビリとして移動スーパーやカフェの導入など、次世代型デイサービスという利用者様に合った過ごし方を提供していることが特徴です。

要介護、要支援といった区分に囚われず、個々の利用者様の特性に合ったプログラムを提案しています。また、お買い物リハビリとして新鮮な野菜や日用品などを種類豊富に販売する移動スーパーや、55歳以上の方を対象にした会員制のスポーツジムを併設しています。

娯楽型デイサービス「デイサービス ラスベガス」

東京都港区東麻布の「デイサービス ラスベガス」様は、「ゲーミング」の要素を取り入れた娯楽型デイサービスを提供しています。埼玉県、群馬県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、岐阜県、宮崎県に展開しているデイサービスです。

「ゲーミング」、つまり「ゲーム形式」は「カジノ」と単純にとらえる方もおられますが、ゲーム形式にしたものは教育訓練や理論的研究のために役立ちます。利用者様が負担に感じるリハビリを少しでも長く続けていただくためには、ゲーミングの要素が重要です。利用者様が自らリハビリに取り組めるよう、「楽しさ」を訴求しています。

学校式介護「通所介護施設おとなの学校」

熊本県熊本市の「通所介護施設おとなの学校」様が取り組んでいる介護は、施設を「学校」に見立てた学校形式介護です。

利用者様は、昔の学校で学んでいた時代を思い出すことで、頭と心を元気にする回想法をフル活用します。全国で愛用されているオリジナルの教科書で学ぶことにより、利用者様の意欲が引き出されることが特徴です。「生涯青春」を掲げ、利用者様にとっても青春の象徴である学校空間を再現することで、利用者様は前向きになれます。重度認知症患者でも授業に参加できたり、必死にメモを取ったり、次々と発言することで「笑顔」が生まれ、介護状態改善につながっています。

選べるプログラム「たんぽぽ温泉デイサービス一宮」

愛知県一宮市の「たんぽぽ温泉デイサービス一宮」様は、地下1,350mから汲み上げた天然温泉による温泉デイサービスを提供しています。

利用者様は温泉を利用した後、開放的な広い空間でさまざまなプログラムを楽しみます。たとえば、運動系リハビリ、文化系リハビリ、美味しい食事などです。運動系リハビリでは、楽しみながら身体機能を高めるトレーニングが多数提供されます。筋肉の負荷のかからない水中でのウォーキングなどの機能訓練や、関節の可動域を広げる全身運動などです。文科系リハビリでは、本格的な陶芸体験、書道や絵画も行われます。利用者様にとって、脳に刺激を与える「楽しい」リハビリであることが人気の理由です。

料理特化型デイサービス「なないろクッキングスタジオ」

東京都世田谷区を中心に展開する「なないろクッキングスタジオ」様が提供しているデイサービスは、高齢者の可能性をプロのシェフと共につくる料理で引き出す、料理特化型デイサービスです。

料理は、リハビリテーションにおける非常に効果性のある作業療法の一つです。プロのシェフと共に食材を切ったり、皮をむいたり、バランスを考えてお皿に盛り付けたりすることは、リハビリテーションになります。また、数を数えたり、時間を考えて配膳したりすることは、認知機能の改善につながります。午前の部と午後の部に分かれ、短時間のいろいろな組み合わせでプログラムが組まれていることが特徴です。たとえば、午前中はプロのシェフと共に昼食作り、午後はパンやケーキなどのおやつ作りというように、さまざまな料理プランが用意されています。

ことばのデイ「らいおんハートグループ」

千葉県市川市のことばのデイ「らいおんハートグループ」様は、言語障害、摂食嚥下障害の方のためのデイサービスです。

言語聴覚士による個別リハビリやグループ訓練、さまざまなリクリエーションを行い、言語障害の方の総合的な自己実現のためのサービスを提供しています。たとえば、グループ訓練は、デイケアに準ずるレベルで提供されます。広々としたフロアで、言語障害をお持ちの方との会話や交流が行われ、食事場面の評価などをもとにした食事アドバイスが特徴です。
個人リハビリではリハビリテーション会議が行われ、利用者様とそのご家族様、ケアマネジャー様と、リハビリテーションの目標設定やプランを立てます。また、嚥下内視鏡検査を施設内で行うことが可能で、客観的な評価を行い嚥下訓練のプランの立案が可能です。

進化を続けるリハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)とは

リハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)とは、主に機能訓練指導員が率先し、身体機能の維持や回復のための訓練を提供するサービスのことです。特に機能訓練に重点を置いているため、他の施設が導入しているような食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを実施しないことが特徴です。

一般的なリハビリ特化型デイサービスは、午前と午後の半日単位で利用者様が入れ替わります。主に個人的なプランが用意され、リハビリ専門のスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など)による指導のもと実施されることが特徴です。現在多くのリハビリテーション施設が他の競合施設との差別化を図るため、リラクゼーションサービスを導入したり、施設独自のサービスを導入したりしています。

リハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)の特徴

リハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)には、以下の3つの特徴があります。

  • リハビリがメインの短時間型デイサービス
  • 介護度の低い利用者さんが多いため身体介護が少ない
  • 入浴や食事を提供しない場合が多い

リハビリがメインの短時間型デイサービス

リハビリ特化型デイサービスは、リハビリや身体機能訓練がメインのため、1回の利用時間が短時間であることが特徴です。通常、3時間〜4時間程度のサービスとなります。サービスは、送迎やバイタルチェックなど一般的なデイサービスと同じですが、午前と午後の2部制を導入している施設が一般的です。

リハビリや身体機能訓練などは、利用者様にとって大きな身体的な負担となります。身体的な負担を軽減するためにも、利用時間を短縮し効果的なリハビリテーションを目指します。

介護度の低い利用者さんが多いため身体介護が少ない

リハビリ特化型デイサービスの利用者様の特徴の一つは、介護度の低い方が多いことです。

利用者様の中には身体的な介護を必要とせず、介護予防に取り組みたい、自分に合ったスタイルで運動をしたい、退院後の専門的なリハビリを受けたいなどの理由で利用される方がいます。そのため、介護度が低い利用者様が多く、他の施設と比べて施設スタッフの身体的な負担が少ないことも挙げられます。

入浴や食事を提供しない場合が多い

リハビリ特化型デイサービスでは、一般的なデイサービスで提供される入浴や食事を提供しない場合が多いです。主に行われるサービスは、専用の機械を利用したリハビリや身体機能訓練、準備体操、ストレッチなどの運動です。

リハビリ特化型デイサービスは、娯楽型や料理特化型とは異なり、さまざまな機器やメソッドを活用して介護度の改善を目的とします。専用のトレーニング機器を使ったり、トレーナーと一緒に運動をしたりして、入浴や食事、またリクリエーションなどはほとんど行われません。

リハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)、デイサービス、デイケアの違い

リハビリ特化型デイサービスとデイサービス、デイケアの違いは主に以下の3つです。

  • サービスの内容
  • 実施主体
  • 人員の基準

サービスの内容

リハビリ特化型デイサービスとデイサービス、デイケアの違いの一つに「サービスの内容」があります。一般的なデイサービスは、食事や入浴、身体機能訓練やレクリエーションなどによる利用者様の日常生活のケアや、利用者様の家族の援助が主なサービス内容です。
リハビリ特化型デイサービスは、主に身体機能向上を目的にしたあらゆるサービスが特徴です。デイケアとリハビリ特化型デイサービスの内容は似ていますが、デイケアは医師の指導のもとでサービスが提供されるという点で違いがあります。

実施主体

他にも「実施主体」に違いがあります。リハビリ特化型デイサービスと一般的なデイサービスの実施主体は、主に株式会社や合同会社、社会福祉法人などです。一方、デイケアの実施主体は、主に医療法人です。

人員の基準

「人員の基準」も異なります。
たとえば、リハビリ特化型デイサービスの人員基準は、以下の通りです。

  • 管理者(常勤で1名以上)
  • 生活相談員(サービスの提供時間に応じて専従で1名以上)
  • 介護職員(利用者様の数が15人まで1名以上)
  • 機能訓練指導員(常勤で1名以上)
  • 看護職員(単位ごとに専従で1名以上)

一般的なデイサービスの人員基準は、以下の通りです。

  • 医師(専任の常勤医師1名以上)
  • 従事者(理学療法士、作業療法士もしくは言語聴覚士、または看護師、准看護士もしくは介護職員)(単位ごとの利用者様10人につき1名以上)
  • 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(利用者様の数100人に対して1名以上)

デイケアは、医師の指導のもとにサービスが提供されます。

リハビリ特化型デイサービス(リハビリデイサービス)の新しい取り組み

一般的なデイサービスやデイケアと異なるサービスを提供しているリハビリ特化型デイサービスですが、近年新しい取り組みがなされている施設が増えています。

リハビリ特化型デイサービスで導入されている、新しい取り組みを3つご紹介します。

  • パワーリハビリテーション「リハビリテーション サルーテ」
  • VRリハビリ「コンパスウォーク岡山今」
  • ロボット・AIリハビリ「脳神経リハビリセンター名古屋」

パワーリハビリ「リハビリテーション サルーテ」

長野県長野市の「リハビリテーション サルーテ」様は、パワーリハビリを導入して新たな取り組みを行っています。パワーリハビリとは、老化などにより低下した身体的、心理的活動性を回復させ、自立性の向上と質の高い日常生活を目指すリハビリテーションの手法のことです。日本のリハビリ専門職人により開発されたマシントレーニングを中心にした運動プログラムであり、現在注目されています。

パワーリハビリの目的は筋力強化ではなく、マシントレーニングにより軽負荷のストレスを筋肉に与え、全身各部の使っていない筋肉を動かすことです。そうすることで、利用者様はスムーズな動作性、体力の改善などの効果が期待できます。

VRリハビリ「コンパスウォーク岡山今」

岡山県岡山市の「コンパスウォーク岡山今」様は、VRリハビリに取り組んでいます。VRとは、バーチャル・リアリティーとも呼ばれ、コンピューターで作成した映像や音声により、実際にはないものを現実のように体験できる技術のことです。

VRリハビリは、利用者様のために開発された専用の医療機器を使って行われます。たとえば、落ちてくるボールをキャッチしたり、頭上にあるフルーツを収穫したりするプログラムなどがあります。複雑なルールを覚える必要もなく、ゲーム感覚で楽しみながら行える身体機能訓練です。

ロボット・AIリハビリ「脳神経リハビリセンター名古屋」

愛知県名古屋市の「脳神経リハビリセンター名古屋」様が導入している新しい取り組みは、ロボット・AIリハビリです。ロボット・AIリハビリは、脳卒中など神経疾患の後遺症改善を必要としている利用者様へ、ロボットやAI機器などを利用してリハビリを行います。

他施設ではどちらか片方しか受けられない「ロボット・AI」と「理学療法士によるサービス」を同時に受けることが可能です。病院や介護保険によるリハビリでは、1回につき40分間など受けられる時間や期間が決まっています。しかし、「脳神経リハビリセンター名古屋」様では、ご利用者様の希望に基づいて長時間利用でき、納得がいくまで改善へ向けてリハビリを行えます。併設ホームでの宿泊も可能なため、集中的なリハビリができる点が特徴です。

デイサービスの特徴を伝えるために必要なホームページ

最近のデイサービスは、利用者様が意欲をもって積極的に取り組めるよう、さまざまな工夫がされています。入浴や食事、レクリエーション、身体機能訓練などのサービスを提供し、競合他社、他施設との差別化を図る施設が増えています。しかし、いくらユニークなサービスや特徴があっても、それをユーザーにアピールまたは露出できていなければ、新規の利用者獲得にはつながりません。そこで重要なのが、効果的な広告手法です。

公式ホームページは、Webにおけるデイサービス施設の看板のような存在です。公式ホームページを制作することで、競合他施設との差別化を図り、自施設の特徴や魅力、強みを潜在層ユーザーに伝えられます。公式ホームページを見てもらいデイサービスの情報を届けることができれば、不安や疑問を解消できるため、施設の利用につながるでしょう。

ポータルサイトなどに登録することで、自社のデイサービス施設の情報をユーザーに伝えることも可能です。しかし、ポータルサイトでは掲載情報がテンプレート化されてしまうため、自社デイサービスが伝えたい情報をユーザーにしっかりと伝えることは難しいでしょう。

多くの潜在層ユーザーがWebを利用して自分の欲しい情報を調査する現代において、公式ホームページを制作することは重要です。ホームページを制作して運営していたとしても、ユーザーが求めている情報が掲載されていなければ意味がありません。公式ホームページは、集客につながる内容で制作される必要があります。潜在層ユーザーにアクションを起こしてもらえるような公式ホームページを制作しましょう。

まとめ

この記事では、さまざまなプログラムを導入した次世代型、カジノや温泉などの娯楽型、プロのシェフと関わる料理特化型、進化する新しいリハビリ特化型などについて取り上げてきました。食事や入浴などを施設のスタッフに行ってもらうだけのリハビリでは、介護度改善につながりにくいですが、利用者様自ら積極的にリハビリに取り組むことができれば効果が期待できます。施設の利用者様が「やってみたい、楽しい」と思えるような新たな取り組みが重要です。

新規の利用者様を獲得し、引き続き継続して施設を利用してもらうには、各利用者様のニーズに合った取り組みが必要です。そのための情報発信の方法の一つに、公式ホームページがあります。現在、多くのユーザーがインターネットを利用してデイサービス施設を探しています。自社の公式ホームページがあると、自社施設の取り組みやあらゆる情報を効果的にユーザーに届けることが可能です。公式ホームページ制作の際には、専門的な情報が整理されたデザインにすることが重要です。施設が伝えたい情報や、ユーザーや利用者様が必要としている情報が的確に取り込まれた公式ホームページの制作を希望されるなら、業界に特化した制作会社に依頼しましょう。

株式会社ITreat(アイトリート)では、医療や福祉に特化したプロのスタッフによるホームページ制作を行っております。リハビリ施設の公式ホームページ制作実績もございます。無料お見積もりも受け付けているため、リハビリテーション施設の公式ホームページ制作をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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S・OGAWA

執筆者

S・OGAWA

株式会社ITreat

Webディレクター/リーダー

大手求人情報誌のデザイナー、インハウスのWebデザイナーを数年経験。Webディレクターに転身後、Web事業を展開している上場企業を経て、2019年に株式会社ITreat入社。現在は病院・クリニック・リハビリ施設サイトのディレクションを担当。社内外のSEO対策にも従事。

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