ケアマネから選ばれるデイサービスになる方法
最終更新日:2024/04/26
公開日:2023/02/22
デイサービスを利用する際、まずはじめにケアマネジャーから紹介されることが一般的です。ケアマネジャーがご利用者様に合ったデイサービスを紹介する場合、周囲からの口コミや評判、これまでの経験から紹介することが多いです。
このことから、事業者側としてケアマネジャーから選ばれるデイサービスになる必要があります。
この記事では、ケアマネジャーがデイサービスを選ぶ基準や、選んでもらうための具体的な方法、またアンケートの結果についてご紹介します。利用者を獲得したいという悩みを抱えている、デイサービスの経営者や各事業所の担当の方は必見です。
ケアマネジャーが介護サービス事業者(デイサービス)を選ぶ基準
ケアマネジャーが介護・福祉サービス事業者(デイサービス)を選ぶ基準はさまざまですが、以下の主な8つのポイントに注目できます。
- スタッフの対応
- 施設の清潔感・整理整頓
- 食事のメニュー・味つけ
- スポーツ・レクリエーションの頻度
- 費用
- 看取りケアの対応について
- 医療・介護サービスの連携
- 介護保険外のサービスへの対応
以上の8つのポイントの他に、他社との差別化を図るために、自社のデイサービスの強みや特徴をアピールすることが重要です。たとえば、自社のデイサービスは「他社のデイサービスと比べて〇〇に特化している」と言えるようにしましょう。そうすることで、飽和状態にある介護・福祉業界において、ケアマネジャーから選ばれるデイサービスになれます。
また、スタッフの対応やご利用者様とのコミュニケーションも重要です。そのための教育が事業所で行われていることも、ケアマネジャーから選ばれるうえで必須条件でしょう。スタッフの教育は、デイサービスの集客においてとても重要です。
定期的なケアマネジャーへの営業活動
ケアマネジャーが介護・福祉サービス事業者(デイサービス)を選ぶ基準を考えましたが、実際に足を運んでケアマネジャーへの営業活動を行うことも重要です。
定期的なケアマネジャーへの営業活動には、以下の2つのポイントが含まれます。
- 営業活動に用いる営業ツール
- 営業活動のスケジューリング
ケアマネジャーへの営業活動に用いる営業ツール
ケアマネジャーへの営業活動に用いる営業ツールには、以下の3つがあります。
- パンフレット・利用案内
- チラシ
- 計画書・報告書
パンフレットや利用案内による営業方法は、初回の営業での利用はもちろん、デイサービス利用料金の改定時、または新たなサービスの導入時などにも用いることができる営業ツールです。内容に関しては、「誰に」向けて情報が発信されているのか、「どのように」利用してもらいたいのかを示すことが必要です。
一般的に、パンフレットはサービス利用者様向けに、利用案内はケアマネジャー向けに作成されます。営業の際、パンフレットや利用案内に関しての質問を受けたら、すぐに答えられるように準備しておくことも重要でしょう。
チラシを利用した営業方法は、デイサービスの運営が軌道に乗り安定した時期まで行うことが必要です。営業時には、チラシを渡しても良いかの許可を取りましょう。チラシの内容の要点を伝え、ケアマネジャーにチラシを読んでもらいたいことを誠意をもって伝えます。
計画書と報告書による営業方法は、担当看護師によって行われることが望ましいでしょう。この営業方法のポイントは、主治医や家族からの情報をケアマネジャーに共有する機会にすることです。ケアマネジャーと詳細な情報を共有することで、自社サービスに対する信頼感を高めることにつながります。その際、計画書であれば変更点を、報告書であれば内容の要点を伝え情報を共有できます。また、デイサービスを依頼してくれたことへの感謝を伝えることも大切な点です。
営業活動のスケジューリング
ケアマネジャーへの営業活動において重要なことの一つに「スケジューリング」があります。スケジューリングとは、ケアマネジャーの1か月の業務スケジュールのことです。ケアマネジャーの職場での1か月の業務スケジュールを知ることで、ケアマネジャーへの効果的な営業活動の予定を立てることが可能です。
一般的なケアマネジャーの1か月の業務活動スケジュールは、以下の通りです。
月初めの業務:
- 介護保険サービスの給付管理業務(締切は毎月10日)
- 介護保険の更新がある利用者様の代行申請や聞き取り調査
月の中旬から下中の業務:
- 利用者様宅への訪問(モニタリング)
- 現状の利用者様へのサービスの評価や調整
月末の業務:
- 翌月の確認事項を整理し、サービス提供票を作成する
上記の内容の整理をすると、毎月10日までの飛び込み営業は避けるのが望ましいでしょう。月初めは事務作業が忙しい時期であり、迷惑になる可能性があります。月の中旬から下旬にかけて営業を行うことが可能です。しかし、ケアマネジャーは、月末になると翌月の準備で忙しいため、法人営業の予定を注意深く計画することが求められるでしょう。
積極的な見学の受け入れ
大抵のケアマネジャーは、デイサービス側から問い合わせがあった場合、まず職場となる施設の見学を行います。デイサービス側は積極的に見学を受け入れ、自社デイサービスの強みをお伝えしましょう。そうすることで、ケアマネジャーに実際に自社デイサービスを体験してもらい、自社デイサービスの特徴を知ってもらえます。
見学の際、積極的にパンフレットなどの自社広告になるものを利用して、成約につながるように対応することが集客につながります。
自社デイサービスの公式ホームページ作成
公式ホームページは、デイサービスを探している利用者様だけでなく、利用したいと思っているケアマネジャーも必ずチェックします。
ケアマネジャーがデイサービスを選ぶ際、デイサービス事業所の場所や利用料金はもちろん選択材料になる大切な情報ですが、職場となる施設の雰囲気がどのようなものかを知りたいと思うものです。実際に見学して施設の雰囲気を知ることもできますが、たくさんある専門施設をすべて見学することは容易ではありません。そこで、介護・福祉施設を紹介している自社サービスの公式ホームページがあれば、効果的に自社デイサービス施設をケアマネジャーまたは利用者様に紹介できるでしょう。
現在、多くの法人企業が自社公式ホームページを運営していますが、介護・福祉業界は自社の公式ホームページが少ないようです。どのようなデイサービスで、どのようなサービスの特徴があるのか、どのような資格を持っているのかなどの情報をホームページに掲載しましょう。ケアマネジャーまたは利用者様への情報開示が、自社デイサービス施設に対する信頼の獲得につながります。
自社デイサービスの公式ホームページ作成に関して以下の2つのポイントを見てみましょう。
- デイサービスがホームページを制作するメリット
- デイサービスのホームページ制作会社を選ぶコツ
デイサービスがホームページを作成するメリット
高齢化が進む日本において、年々需要が高まる介護・福祉サービス業界ですが、ホームページを作成することには大きなメリットがあります。
デイサービスホームページを作成するメリットについて確認しましょう。以下の主な2つのポイントがあります。
- 認知度の向上
- 人材獲得に効果的
デイサービス専門のホームページを作成するメリットの一つに「認知度の向上」が挙げられます。デイサービスの利用者様やケアマネジャーがインターネットを利用して情報収集を行うことは珍しいことではありません。ホームページを作成すれば、1年中いつでも休むことなく利用者様またはケアマネジャーに対して営業を行なえるため、デイサービスの認知度の向上につながるでしょう。
「人材獲得に効果的」なことも、デイサービスがホームページを作成するメリットの一つです。近年、介護・福祉業界においても人材獲得は大きな課題となっています。このような現状において、デイサービスのホームページを作成して、職場の雰囲気や自社サービスの強みや特徴をアピールしていくことが重要です。情報拡散においても、ホームページは非常に有効なツールです。
デイサービスのホームページ制作会社を選ぶコツ
現在、多くのホームページ制作会社が存在し、特徴もさまざまであるため、どこに頼もうかと迷ってしまうかもしれません。ここからは、デイサービスホームページ制作会社を選ぶ3つのコツをご紹介します。
- ホームページはオリジナルのデザインを採用する
- デザインサンプルを事前にチェックする
- スマートフォンへの対応
デイサービスの公式ホームページ制作において「オリジナルのデザイン」を採用することがおすすめです。ホームページを自社デイサービスのオリジナルデザインにすることで、他社デイサービスとの差別化を図り、事業所や職場の雰囲気やコンセプトを表現しましょう。ホームページ制作会社を選ぶ際、オリジナルデザインのホームページをオーダーメイドで制作できるかを確認しましょう。
「デザインサンプルを事前にチェックする」ことも、ホームページ制作会社を選ぶコツの一つです。ホームページ制作会社が公開している過去の制作事例の中に、自社が参考にしたいデザインが掲載されている場合があります。多くのホームページ制作を手がけてきた専門的な会社であれば、蓄積されたノウハウで的確なアドバイスが可能であり、ホームページ制作がスムーズに運ぶでしょう。
他にも選ぶコツには、「スマートフォン対応」のホームページ制作が可能か確認することも挙げられます。現在多くの高齢の方も、パソコンよりもスマートフォンでインターネットを利用する傾向にあります。デイサービスの利用に関しての情報収集または申し込みもインターネットを介して行われるため、ホームページはスマートフォンに対応していることが重要です。事前に、スマートフォン対応であるレスポンシブウェブデザインでのホームページ制作が可能か確認しましょう。
ブログやSNSでの情報発信
ブログやSNSは、情報を発信する上で効果的なツールとして利用できます。ホームページのなかでブログやSNSを運用することは効果的です。
デイサービスのサービスについて、また事業所でのイベントなどをブログやSNSで発信して、ケアマネジャーに情報を届けましょう。ブログやSNSによって情報を発信することは、ケアマネジャーの安心感にもつながるため、積極的に活用することをおすすめします。
実施すべきSEO対策
介護・福祉業界において、どのようなポイントを考慮してSEO対策を行うべきなのでしょうか。実施すべきSEO対策について確認しましょう。考慮すべき主なポイントは、以下の3つです。
- 「地名 デイサービス」のキーワード
- サービス内容をわかりやすく紹介
- コラム系キーワードの導入
実施すべきSEO対策の一つに「地名」をキーワードとして設定することです。たとえば、ターゲットは「新宿区 デイサービス」など、まずエリア名を入れて検索する傾向にあります。そのため公式ホームページであれば、事業所の所在地の都道府県、市町村名がキーワードとなります。他にも、「デイサービス」、「老人ホーム」、「訪問介護」といったキーワードを盛り込むこともポイントとなります。Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)を活用することで、Googleマップにも表示されやすくなりSEOにも効果的です。
デイサービスが提供するサービスの内容をわかりやすく紹介することも重要なポイントとなります。利用者様やケアマネジャーは、施設の雰囲気や利用料金などのさまざまな項目をチェックしますが、中でも必ずチェックする項目がサービス内容です。高齢の方への食事やスポーツなどのイベント、機能訓練や生活訓練などのリハビリ、医療体制といったサービスの内容をわかりやすく紹介することは実施すべきSEO対策に含まれます。
コラム系のキーワードを導入することで、潜在層ユーザーとの接点が生まれ集客につながります。たとえば、「高齢」、「親」、「疲れた」、「介護」、「福祉」、「難しい」などの介護者側の視点でブログやコラムを導入することも効果的です。
ケアマネジャーを対象にしたアンケート結果
月刊デイ7月号特集で、ケアマネジャーを対象にした興味深いアンケートを実施していたため、いくつかご紹介します。
質問:「このデイサービス(デイケア)を選んでよかった」と思うのは、どんなときですか?
ご利用者・ご家族が喜ばれたとき
- ご本人、ご家族が喜ばれたこと(元気になった、笑顔が多くなったことなど)
- 利用時の訪問で、とても楽しそうな様子を見たとき
- ご家族やご本人から「ここにしてよかった」との声が聞かれるとき
- ご本人が「気に入った」と言ってくださったとき
適切なサービス提供と対応を受けたとき
- 職員の姿勢やご本人のことをどれだけ考えてくれているかが実感できたとき/無理な相談にできるだけ対応しようとする姿勢が見えたとき
- 認知症の理解・対応の技術のあること
- ご利用者・ご家族に対する対応や応用力がある
- いろんなことに意欲的に取り組んでいる
- 利用開始から慣れるまで中心となる職員(担当)を決めてくれる
- 何よりもご本人・ご家族に対して親身に一生懸命対応してくれるところ
適切な報告を受けたとき
- 何もかもケアマネジャー任せではなく、しっかりとデイ職員が日ごろの様子を見てくれ、対応について案を出してくれたりする
- 職員の方が実績持参時に、写真・新聞などで報告してくれるとき
- (ケアマネが気付かないところまで)よく見てくれているのでニーズが分かることもある
- 何か変わったことがあったとき、FAXなり電話なりで報告してくれるとき
- ケアマネジャーが把握していない情報をデイから得られたとき
ご利用者様の機能向上が見られたとき
- ADLの向上が見られたとき
- ご利用者が元気になり、前向きな気持ちで生活が送れるようになった/ご利用者が明るくなった。力がついて動けるようになった/ご利用者の状態が(デイに)行く前より改善し、喜んで利用されているとき
- ご利用者の身体の状態が安定してきたとき
- ご本人の生活の張り合いになったとき
- 利用したことで良い変化・効果が現れたとき
まとめ
この記事では、ケアマネジャーがデイサービスを選ぶ基準や、選んでもらうための具体的な方法、アンケートの結果についてご紹介してきました。
近年、需要が高まる介護業界において、公式ホームページを開設し、効果的な集客を行っていくことは重要です。ホームページを活用すると、自社デイサービスの認知度向上、利用者様の獲得、介護人材の獲得につながります。
今回この記事でご紹介した内容を参考に、介護サービス事業者(デイサービス・老人ホーム・訪問介護)の公式ホームページを作成してみてはいかがでしょうか。
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無料見積もりも可能です。利用者を獲得したいという悩みを抱えている、デイサービスを運営している経営者や各事業所の担当者の方は、ぜひご相談ください。
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執筆者
株式会社ITreat
執行役員・Webディレクター
大手人材系企業で医療業界のキャリアコンサルタントとして勤務したのち、ITベンチャーへ転身。現在は株式会社ITreatの執行役員として、主に病院やクリニックのWebサイト制作、採用課題の解決、SEOコンサルティングを行う。キャッチコピーは「関わるすべての方とのWin-Winを作る」。
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