訪問看護の採用課題を解決する“動画活用”のススメ
公開日:2025/11/11
看護師の採用に悩む訪問看護ステーションは年々増えています。求職者の多くは病棟勤務の経験はあっても、訪問看護の現場を知らないため、「一人で患者さんを看るのは不安」「訪問先で困ったらどうしよう」といった漠然とした不安を抱きがちです。その結果、応募をためらう方も少なくありません。
そんな課題を解決する手段として、近年注目されているのが採用動画です。実際に働くスタッフの姿や現場の空気をリアルに伝えることで、訪問看護のやりがいやチーム体制、サポート環境などを、言葉よりも具体的に感じてもらうことができます。
この記事では、全国の訪問看護ステーションによる採用動画の事例を紹介しながら、動画を使った採用PRのメリットや制作の流れ・活用ポイントについてわかりやすく解説します。訪問看護という仕事に魅力を感じている看護師に一歩を踏み出してもらうために、ぜひ動画の力を活かしてみてください。
採用動画をつくるメリット
① 現場のリアルが伝わる
訪問看護を経験したことのある看護師は少なく、ほとんどが病棟勤務出身者です。
そのため「一人で患者さんを見るなんて責任が重そう」「夜間対応が大変そう」といった不安を抱く方が多いのが現状です。
動画で実際の訪問シーンやスタッフ同士の連携の様子を見せることで、
「一人じゃない」「サポート体制が整っている」という安心感を与えることができます。

② スタッフ本人の言葉が信頼を生む
求人票や文章だけでは伝わりにくい“人の温度感”。
現場で働くスタッフの言葉は、求職者の心に最も響きます。
「どんなやりがいを感じているか」「どんな想いで働いているか」を語ってもらうことで、
視聴者に共感を生み、「自分もこのチームで働きたい」と感じてもらえるきっかけになります。
③ 採用ミスマッチを減らす
動画によって仕事内容を具体的に伝えることで、応募者の理解度が高まり、
入職後のギャップを減らす効果があります。
「思っていたより一人じゃない」「患者さんとの関係づくりがやりがい」といったリアルな声が、
結果として定着率の向上にもつながります。
全国の訪問看護ステーション動画事例(YouTubeより)
YouTubeに公開されている訪問看護ステーションの採用動画の事例をご紹介します。
それぞれの動画をクリックすると、実際の現場の雰囲気が伝わります。
①ロンフィール訪問看護リハビリステーション
②なないろ訪問看護ステーション
③仙台北訪問看護ステーション
④訪問看護ステーションデライト
⑤リニエ訪問看護ステーション
採用動画制作の流れ
| ステップ | 内容 | 担当 |
|---|---|---|
| 1. 企画・構成 | コンセプトの設定、構成案作成、出演スタッフ選定 | 弊社+貴院 |
| 2. 撮影 | 現場での同行撮影・インタビュー撮影 | 弊社 |
| 3. 編集 | BGM・テロップ挿入、カット編集、ナレーション調整 | 弊社 |
| 4. 確認・修正 | 内容確認・修正対応 | 弊社+貴院 |
| 5. 納品・公開 | YouTubeや採用サイトへの掲載 | 弊社サポート可 |
動画の活用方法
せっかく作った動画も、見てもらわなければ意味がありません。
以下のように複数の媒体で活用することで、応募効果を最大化できます。
- 採用サイトや求人ページに埋め込む
- Indeed・ジョブメドレー・ナース専用求人サイトの「動画掲載欄」にリンク
- SNS(Instagram・YouTubeショート・TikTokなど)での短尺再編集
- 就職説明会・合同面談会での上映
- 会社説明用スライドやパンフレットにQRコード掲載
- 見学に来た求職者に閲覧してもらう
- 地域の看護学校等に動画を送って、待合室や授業等で流してもらえないか聞いてみる
まとめ
採用動画は、単なる「求人ツール」ではなく、訪問看護という仕事の魅力を社会に伝えるストーリー発信の手段です。
求職者が不安を感じやすいこの分野だからこそ、リアルな現場の映像とスタッフの言葉が、何よりの安心材料になります。
弊社では、医療・介護業界に特化した制作チームが、訪問看護ステーション様の採用力アップを全力でサポートいたします。
日本全国の訪問看護ステーションに対応しておりますので、気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
執筆者
株式会社ITreat
執行役員・Webディレクター
大手人材系企業で医療業界のキャリアコンサルタントとして勤務したのち、ITベンチャーへ転身。現在は株式会社ITreatの執行役員として、主に病院やクリニックのWebサイト制作、採用課題の解決、SEOコンサルティングを行う。キャッチコピーは「関わるすべての方とのWin-Winを作る」。
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