整形外科の動画制作|活用事例から費用相場まで徹底解説
公開日:2026/06/16
整形外科クリニックや病院において、動画を活用した情報発信や院内コミュニケーションのニーズが年々高まっています。スマートフォンの普及により患者さんが日常的に動画で情報を得るようになり、また採用市場の競争激化を背景に、医療機関でも動画の重要性が増しているのです。採用難への対応、患者さんの理解促進、待合室での待ち時間対策など、その目的はさまざまです。
本記事では、整形外科でよく行われる動画制作の目的から、実際の制作の流れ、注意点、費用相場、制作会社の選び方までをわかりやすく解説します。これから動画制作を検討される院長・ご担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
整形外科でよく見られる動画制作の目的
整形外科の現場では、目的に応じて多様な動画が活用されています。代表的なものを以下に挙げます。それぞれの動画は、誰に・何を伝えるのかが明確に異なるため、目的を整理してから制作に入ることが成功の第一歩です。
採用を目的とした動画
整形外科はリハビリ部門を抱えることが多く、人材確保が経営上の重要課題となります。
看護師・理学療法士などの採用動画
理学療法士や看護師、柔道整復師などの確保は、整形外科にとって大きな経営課題です。求人票や文章だけでは、職場の雰囲気や人間関係、働きやすさといった「定性的な魅力」はなかなか伝わりません。スタッフのインタビューや1日の業務の流れ、院内の様子を動画で見せることで、求職者は入職後のイメージを具体的に描けるようになります。結果として応募の質が高まり、ミスマッチによる早期離職の防止にもつながります。採用サイトや求人媒体、Instagram・YouTubeなどのSNSでの活用が効果的です。

患者さんに向けた動画
患者さんの理解促進や不安軽減、待ち時間対策を目的とした動画です。整形外科では特に活用の幅が広い領域です。
待合室で流す紹介動画
待合室のモニターで流す動画は、患者さんの待ち時間のストレス軽減と、自院の診療内容・設備の周知を同時に実現します。対応可能な疾患、医師の専門性、最新のリハビリ機器、自費診療メニューなどを紹介することで、来院後の安心感を高めるとともに、患者さんが知らなかった診療メニューへの関心を喚起できます。テロップ中心の音声なし動画にしておけば、待合室の環境を問わず流しやすいのもポイントです。

自宅でのリハビリ指導動画
患者さんが自宅で正しくセルフケアやリハビリを行えるよう、運動方法を解説する動画です。口頭説明や紙の資料だけでは、動作の角度や回数、注意点を正確に再現してもらうのは困難ですが、映像なら一目瞭然です。理学療法士が実演する動画を用意しておけば、患者さんはいつでも見返すことができ、リハビリの継続率向上や効果の最大化が期待できます。診察時の指導時間の短縮にもつながり、現場の負担軽減という副次的なメリットも生まれます。

人工関節手術などの術前説明動画
人工関節置換術をはじめとする手術では、患者さんの不安軽減と理解促進のために、事前に視聴いただく術前説明動画が有効です。手術の流れ、入院期間、術後のリハビリスケジュール、退院までの見通しなどを映像で示すことで、患者さんは見通しを持って手術に臨めます。インフォームドコンセントの質が高まることはもちろん、医師・看護師による口頭説明の負担軽減にも寄与します。文字や口頭では理解が難しい内容ほど、動画の効果は大きくなります。

動画制作の流れ(7ステップ)
実際の動画制作は、おおむね次の流れで進みます。各工程の役割を理解しておくと、制作会社とのやり取りがスムーズになり、認識のズレによる手戻りも防げます。

| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①企画案の作成 | 動画の目的・ターゲット・活用場所・尺・トーンなどを整理し、全体の方向性を固めます。ここが曖昧だと以降の工程がすべてブレるため、最も重要な工程です。 |
| ②絵コンテの作成 | 場面ごとの構図やカット割り、画面に映る要素を絵と文字で可視化します。完成イメージを関係者間で共有し、撮影前に合意形成を行います。 |
| ③台本・ナレーション原稿の作成 | セリフ・ナレーション・テロップの文言を作成します。医療情報の正確性や表現の適切さをこの段階で担保することが重要です。 |
| ④撮影 | 院内・スタッフ・機器・施術風景などを撮影します。診療時間外の対応や、患者さんの映り込み防止など、現場への配慮が求められます。 |
| ⑤編集 | 撮影素材をつなぎ、テロップ・BGM・ナレーション・効果を加えて1本に仕上げます。動画の印象を大きく左右する工程です。 |
| ⑥チェック | 院長や関係スタッフが内容を確認し、医療的な誤りや表現上の問題、修正点をフィードバックします。複数回のやり取りが発生することもあります。 |
| ⑦公開・運用 | 完成動画をWebサイト・SNS・院内モニターなどに展開します。公開後は再生数や反応を見ながら改善・追加制作を検討します。 |
動画は「作って終わり」ではなく、公開後の運用まで見据えることで投資効果が高まります。
病院・クリニックの紹介動画における注意点
医療機関の動画は、一般企業の動画とは異なる配慮が求められます。特に以下の2点は、トラブルや行政指導を避けるためにも必ず押さえておく必要があります。
医療広告ガイドラインの遵守
医療機関が発信する動画は、Webサイト等と同様に医療広告ガイドライン(医療広告規制)の規制対象となる場合があります。「絶対安全」「必ず治る」といった誇大・断定的な表現、他院との優劣を示す比較優良広告、患者の主観に基づく体験談、術前術後(ビフォーアフター)画像の不適切な使用などは、禁止または厳しく制限されています。特に治療効果を示唆する表現には注意が必要です。動画の内容や表現がガイドラインに抵触しないか、公開前に必ず確認し、必要に応じて専門家のチェックを受けましょう。
患者さん・スタッフのプライバシー保護
撮影に患者さんやスタッフが映り込む場合は、事前に書面で同意書を取得することが基本です。診察室や待合室、リハビリ室などを撮影する際は、意図せず他の患者さんが映り込まないよう動線や撮影範囲に配慮し、必要に応じてモザイク処理を施します。個人が特定される情報の取り扱いには細心の注意を払い、撮影目的・公開範囲・使用期間などを同意書に明記しておくことで、後々のトラブルを未然に防げます。
動画制作会社の費用相場
費用は、動画の種類・尺・撮影日数・編集の作り込み度合い・出演者やナレーターの起用有無によって大きく変動します。あくまで一般的な目安ですが、以下が相場感の参考になります。
- 院内紹介・待合室用の動画:おおよそ20万〜50万円
- 採用動画:おおよそ30万〜100万円
- 手術説明・リハビリ指導などの動画:おおよそ30万〜100万円以上
これに加え、プロのナレーター起用、アニメーションやモーショングラフィックスの制作、複数本のシリーズ化、ドローン撮影などのオプションによって費用は上下します。見積もりを取る際は、「撮影・編集・修正対応がどこまで料金に含まれるか」「修正は何回まで無料か」を明確にしておくことで、後からの追加費用を防げます。安さだけで選ぶと、医療特有の配慮が欠けた仕上がりになるリスクもあるため、内容と価格のバランスを見極めることが大切です。
どんな制作会社に依頼すべきか|選定のポイント
整形外科の動画は、医療特有の知識と配慮が求められます。一般的な企業VPやプロモーション動画とは勝手が異なるため、価格や映像のきれいさだけでなく、医療分野の理解度や運用サポートまで含めて総合的に判断することが重要です。
制作会社を選ぶ上でのチェックリスト
以下のチェックリストを、社内での比較検討にぜひご活用ください。
- 医療機関の動画制作の実績が豊富にあるか
- 医療広告ガイドラインを理解し、表現面で適切に助言してくれるか
- 撮影時のプライバシー配慮・同意書取得をサポートしてくれるか
- 企画段階から目的に沿った提案をしてくれるか
- 見積もりの内訳(撮影・編集・修正回数など)が明確か
- 完成後の活用・運用(SNS・Web掲載・院内放映など)まで相談できるか
- 撮影が診療の妨げにならないよう配慮・調整してくれるか
- 修正対応の範囲・回数が契約上明確になっているか
- 担当者とのコミュニケーションが円滑で、レスポンスが早いか
※このチェックリストは、ダウンロードしてそのままご利用いただけます。
整形外科の動画制作は私たちにお任せください
弊社では、大学病院からクリニック、訪問看護ステーション、デイサービス等の介護福祉サービスまで、日本全国の数多くの医療機関・施設と取引をしています。
お客様の目的に合わせた幅広い動画制作のご支援が可能です。採用・院内放映・患者説明・リハビリ指導など、どのような用途でもお気軽にご相談ください。豊富な医療機関での実績をもとに、企画から撮影・編集、公開後の運用まで一貫してサポートいたします。
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執筆者
株式会社ITreat
執行役員・Webディレクター
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