【急性期病院】ホームページ制作事例10選
公開日:2025/11/20
急性期病院のホームページは、地域住民や医療連携先に信頼感を与え、緊急時に必要な情報を迅速に提供する重要な役割を担っています。
近年、医療機関のホームページは患者や家族が病院を選ぶ際の重要な判断材料となっており、特に急性期病院においては、診療体制や救急対応能力、専門医の在籍状況などを分かりやすく伝えることが求められています。また、医師や看護師の採用活動においても、ホームページの質が応募者の意思決定に大きく影響します。
しかし、多忙な医療現場において「見やすく、わかりやすく、病院の魅力が伝わるホームページ」を制作するのは簡単ではありません。
本記事では、急性期病院のホームページ制作事例を3つのタイプに分類して紹介し、制作会社を選ぶ際のポイントも解説します。
リニューアルや新規制作を検討している病院の経営者・事務担当者の方に、具体的なイメージ作りの参考としてお役立てください。
※紹介している事例は、弊社制作ではないものも含まれます
安心感・親しみやすさを重視したデザイン
岡崎市民病院

白と淡いピンクを基調としたデザインで、柔らかいフォントと色合いにより安心感と温かみが伝わります。メインビジュアルの手書き風キャッチコピーが、地域とのつながりを大切にする病院の姿勢を視覚的に表現しています。
https://www.okazakihospital.jp
あいち小児保健医療総合センター

丸ゴシックのフォントや柔らかい配色で、小児専門病院らしい親しみやすさを演出。子ども向けに作られた紹介動画を配置し、院内の雰囲気や診療体制を視覚的に理解できる構成です。
https://www.achmc.pref.aichi.jp/
情報整理・機能性を重視した設計
小牧市民病院

メインビジュアル上に「外来受診される方」などのメニューを配置し、必要な情報に素早くアクセス可能。バナーやサイト内検索、文字サイズ変更などの機能も充実しており、幅広い利用者に配慮した使いやすい設計です。
KKR札幌医療センター

背景色や文字サイズの変更、サイト内検索機能が整備され、ユーザビリティに優れた構成です。重要なお知らせがトップに表示され、最新情報をすぐに確認できる点も安心感につながっています。
昭和医科大学病院

画像やフォントが洗練され、左側に固定されたメニューでアクセスやフロアガイドなど知りたい情報にすぐたどり着ける機能性の高いホームページです。
専門性・先進性を強調したデザイン
済生会中央病院

動きのあるメインビジュアルや多数の写真で、先進的な医療と信頼感を演出。患者の目的に沿った導線が整備され、初めての方でも迷わず情報にアクセスできます。
済生会熊本病院

細めの明朝体や整理されたレイアウトで専門性と洗練された印象を与えます。目的別アイコン付きメニューにより、大規模病院の情報を見やすく整理しています。
名古屋市立大学医学部附属西部医療センター

ゴシック体と明朝体を組み合わせ、優しいブルーの背景や空の写真で柔らかさを演出。小児・周産期医療とがん治療を大きく見せる写真とリンクで、病院の強みが直感的に伝わる構成です。
https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp/seibu
泉大津急性期メディカルセンター

メインビジュアルに医師の笑顔を配置し、“愛のある医療”を表現。救急搬送や手術中の写真も活用し、急性期医療や高度医療への取り組みが伝わるデザインです。
https://www.seichokai.or.jp/ozumc
洛和会音羽病院

「急性期医療」「がん治療」「災害拠点」の特徴をビジュアルとアイコンで明示。病院のミッションや強みが直感的に理解できる、視覚的にわかりやすい設計です。
急性期病院が制作会社を選ぶ際のポイント
総合病院のホームページを作る際、デザインだけで制作会社を選んでしまうと、あとから「必要な機能が足りない」「情報整理が難しい」といった問題が生じることがあります。ここでは、制作会社選びで特に重視すべきポイントを5つご紹介します。
1. 医療機関サイトの制作実績があるか
急性期病院のホームページは、一般企業のサイトとは求められる要素が大きく異なります。患者さんの不安に寄り添う情報提供、医療法に基づく広告規制への対応、個人情報保護への配慮など、医療特有の知識が必要です。医療機関、特に大きな病院規模のサイト制作実績がある会社を選ぶことで、スムーズなプロジェクト進行が期待できます。
2. 情報設計(導線設計)の提案力があるか
急性期病院ならではの「救急案内」「外来」「入院」「地域医療連携」といった重要コンテンツをわかりやすく整理できる提案力がある会社を選ぶと安心です。それぞれの目的に応じて必要な情報へ迷わず到達できる導線設計ができるかどうかは、制作会社の企画力によって大きく変わります。単なるデザイン制作だけでなく、利用者視点での情報整理を提案できる会社を選びましょう。
3. アクセシビリティ対応の知識があるか
高齢者や外国人など幅広い患者が訪れるため、多様な対応が必要なケースもあります。文字サイズ変更、色のコントラスト調整、多言語対応、音声読み上げ対応など、誰にとっても使いやすいサイト(アクセシビリティ)への理解と実装経験がある制作会社を選ぶことが重要です。
4. Web予約などのシステム連携に対応できるか
近年は、Web予約システム、オンライン問診、オンライン面会、電子決済など、ホームページを通じた各種サービスを導入する病院が増えています。こうした機能は、電話対応の負担軽減や患者さんの利便性向上に大きく貢献します。既存の電子カルテや予約システムとの連携経験がある制作会社であれば、スムーズな導入が可能です。
5. 公開後の運用サポート体制があるか
ホームページは公開して終わりではなく、診療科の追加、医師の異動、お知らせの更新など、継続的な情報更新が必要です。また、アクセス状況の分析や改善提案など、運用面でのサポートがあるかどうかも重要なポイントです。更新作業を院内で行う場合は、使いやすい更新システム(CMS)の提供や、操作研修の有無も確認しましょう。
まとめ
急性期病院のホームページは、地域の患者にとっての情報窓口であると同時に、医療従事者の採用や地域連携にも直結する重要なツールです。事例を見ると、安心感・専門性・情報整理・機能性など、病院の特色に応じた工夫が各サイトに施されています。
制作会社を選ぶ際は、急性期病院ならではの特性を理解し、情報更新や導線設計、スマートフォン対応なども考慮することが成功のポイントです。
これから総合病院のホームページを作る、またはリニューアルする方は、
ぜひ今回の事例を参考にしながら、患者さんにも職員にも使いやすいサイトづくりを進めてみてください。
株式会社ITreatでは、医療機関に特化したスタッフがホームページ制作に従事しております。患者さん目線でのWebサイトの制作やリニューアル、そして採用サイトの制作、動画制作なども対応可能です。
無料見積もりも受け付けております。下記お問い合わせフォームからぜひお気軽にご相談ください。
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執筆者
株式会社ITreat
Webディレクター/リーダー
大手求人情報誌のデザイナー、インハウスのWebデザイナーを数年経験。Webディレクターに転身後、Web事業を展開している上場企業を経て、2019年に株式会社ITreat入社。現在は病院・クリニック・リハビリ施設サイトのディレクションを担当。社内外のSEO対策にも従事。
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