【2024年最新】歯科衛生士・歯科助手が取得できる資格一覧

その他

最終更新日:2024/04/26

公開日:2023/02/09

Facebookでシェア Twitterでシェア はてなブックマーク LINEでシェア Pinterestでシェア

歯科衛生士は国家資格ですが、近年、キャリアアップやスキルアップを目指し、民間の認定資格の取得を検討されている認定歯科衛生士が増えています。他の歯科助手と差を付けたいと考え、資格の取得を検討している歯科助手も多いのではないでしょうか。

この記事では、歯科衛生士・歯科助手向け資格29選の申請に必要な条件、資格の取得・更新方法、認定機関を詳しくご紹介します。スキルアップ・キャリア形成を目指している歯科衛生士・歯科助手の皆さんはもちろん、医院の技術向上を考えている先生方も参考にしてください。

歯科衛生士が取得できる資格24選

国家資格である歯科衛生士が、さらに専門の知識や技術を高めることを目的とした学会や認定資格が存在します。

ここでは、歯科衛生士がキャリアアップのために取得できる資格24選をご紹介します。

日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士

「日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士」とは、公益社団法人 日本歯科衛生士会が設けている認定資格です。特定の分野に特化した歯科衛生士を育成し、歯科業務の質を向上させることを目的とした資格です。日本歯科衛生士会の認定資格には、認定分野AとBがあります。ここでは、取得する人が最も多い、認定分野Aについてご紹介します。

日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請者は、次に定める資格をすべて満たす者であることが必要です。

  • 日本国の歯科衛生士免許を有すること
  • 申請時において、認定歯科衛生士であること
  • 過去5年間(認定登録日から認定更新申請書類の受付終了日前日まで)の認定分野に関する歯科衛生士実務時間が200時間以上に達していること。なお、実務時間算定の詳細は、6項(6)実務時間証明書の項を参照のこと。
  • 実務内容として、実践、指導、教育および相談の機能を果たしていること。
  • 認定更新申請時において、過去5年間の認定更新生涯研修および単位より算出した単位合計が30単位以上あること。
資格の取得方法
  • 生涯研修制度専門研修を受け、所定のコースと30単位を取得する
  • 認定研修を受講し、認定申請書を提出する
  • 認定歯科衛生士審査会で合格をもらう
資格の更新方法 認定期間中(5年間)に、認定分野に関する歯科衛生士実務時間が200時間以上、各研修などによる取得単位の合計が30単位以上あることが満たされれば、更新が可能です。更新手数料は、5,000円を支払う必要があります。
認定機関 公益社団法人 日本歯科衛生士会
URL https://www.jdha.or.jp/

日本小児歯科学会 認定歯科衛生士

「日本小児歯科学会 認定歯科衛生士」とは、小児歯科医療に関わる歯科衛生士が、キャリアアップやスキルアップすることを目的に制定された認定資格です。

日本小児歯科学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請者は、次に定められている必要な条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 通年5年以上の小児歯科学に関する研修と臨床経験を有する者またはこれと同等以上の経験を有すると認められる者
  • 認定歯科衛生士の認定申請時において、1年以上引き続いて学会会員であること
  • 学会(全国大会・地方会大会)へ1回以上出席していること
  • 認定歯科衛生士申請時に教育研修単位30単位以上を有する者
資格の取得方法 資格の取得方法は、上記に示された申請に必要な条件を満たせば、認定歯科衛生士委員会による書類審査を受けることが可能です。認定申請料として、10,000円を事務局に支払います。書類審査に合格したら、認定審査料として20,000円を支払い、日本小児歯科学会の全国大会または地方会大会でケースプレゼンテーションもしくはポスター発表を行います。発表後に、理事会の承認を得られれば、認定登録料として10,000円を支払い、資格を取得できます。
資格の更新方法 認定期間は5年間とされています。資格の更新方法は、次の更新時期までの5年間に、歯科衛生士会が主催する更新必須研修セミナーに1回以上出席するか、地方会大会が主催する必須研修セミナー等に2回以上出席し、さらに学術大会へ3回以上出席する必要があります。学会での症例発表や論文発表、または雑誌等の執筆のいずれかを行うことが求められています。
認定機関 公益社団法人 日本小児歯科学会
URL https://www.jspd.or.jp/

日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士

「日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士」とは、歯科衛生士が歯周病への対応を的確かつ効率的に実施することを目的に制定された認定資格です。

日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 資格取得のための申請に必要な条件は以下の通りです。

  • 歯科衛生士の免許証を有する者
  • 通算5年以上の歯周病学に関する教育および研修、臨床実験を有する者またはこれと同等以上の経験を有すると認められた者
  • 認定歯科衛生士申請時に実務経験単位と教育研修単位の合計を30単位以上有する者
  • 認定歯科衛生士試験に合格した者
  • 認定歯科衛生士申請時に学会会員であること
資格の取得方法 資格の取得方法は、上記に示されている申請に必要な条件をすべて満たしている必要があります。条件を満たすことで、歯科衛生士関連委員会による認定歯科衛生士試験を受けることができます。認定申請料は、10,000円です。書類選考により試験が行われ、年に2回、10分間の発表と5分間の口頭試問を行うケースプレゼンテーションが設けられます。これらに合格すると資格の取得ができます。登録料20,000円を支払い、認定歯科衛生士認定証と生涯研修記録簿を受け取りましょう。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新は、認定失効期日の1年前から更新申請単位が取得できる研修会の開催日の1か月前までに行う必要があります。更新手数料の10,000円を支払い、以下の書類を提出しましょう。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 認定歯科衛生士生涯研修記録簿
  • 更新料の受領証のコピー
認定機関 特定非営利活動法人 日本歯周病学会
URL https://www.perio.jp/

日本歯科審美学会 認定歯科衛生士

「日本歯科審美学会 認定歯科衛生士」とは、歯科衛生士が歯科審美学の専門的知識および臨床技能、経験を持つことによって歯科審美医療のさらなる向上を図り、国民の健康福祉に貢献することを目的に制定された歯科衛生士の認定資格の一つです。

日本歯科審美学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 日本国歯科衛生士の免許を有する者
  • 認定士申請時において3年以上の会員歴を有する者
  • 学会の学術大会、セミナー、シンポジウム、また認定士講習会に2回以上出席している者
  • 歯科審美に関連する領域の学会が認める学術集会、関連学会誌、刊行物において発表していること
資格の取得方法 資格の取得には、認定申請料として10,000円、認定後に認定士登録料として30,000円を認定士委員会に支払う必要があります。そして、以下の書類を申請時に提出します。

  • 認定士申請書
  • 履歴書
  • 歯科衛生士免許証の写し
  • 学会出席証明書
  • 学会発表および学会誌投稿を証明する書類
  • 症例に関する記録

書類審査を通過すると後日、ケースプレゼンテーションと口頭試問の場が設けられ、合格すると資格を取得できます。

資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新方法は、認定士失効期日の1年前から6か月前までに行わなければなりません。資格の更新には、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 学会の学術大会やセミナー、シンポジウム、認定士講習会等の3回以上の出席があること
  • 歯科審美学に関連する領域の学会が認める学術集会、または関連学会誌、刊行物において発表していること

上記の条件を満たし、更新手数料として10,000円を更新申請書とともに認定委員会に提出します。

認定機関 一般社団法人 日本歯科審美学会
URL https://www.jdshinbi.net/

日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士

「日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士」とは、口腔インプラントの治療ケアやメンテナンス経験をさらに深めていくために制定された認定資格です。

日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 2年以上継続して正会員であること
  • 3年以上のインプラント治療の介助またはメンテナンスに携わっていること
  • 本会学術大会または支部学術大会に2回以上参加していること
  • インプラント専門歯科衛生士教育講座を2回以上受講していること
  • 口腔インプラント専門医または指導医1名の推薦があること
資格の取得方法 資格の取得は、申請に必要な条件をすべて満たし、申請時に申請料として11,000円を支払うことが必要です。その後、認定資格取得に必要な書類審査とインプラント専門歯科衛生士試験を受けることができます。審査に合格した後、専門歯科衛生士登録料として21,000円を事務局に支払うことが必要です。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格を更新するには、学会所定の更新単位として5年間で合計50単位以上の単位を取得することが求められています。合計50単位の中に含まれるものは、学術大会の参加について20単位以上や、教育講座の受講について20単位以上の単位です。更新手数料として11,000円を事務局に支払う必要があります。
認定機関 公益社団法人 日本口腔インプラント学会
URL https://www.shika-implant.org/

日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士

「日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士」とは、矯正歯科臨床における歯科衛生士としての専門的知識、技術また経験を獲得するために制定された認定資格です。1級と2級の2種類があります。

日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請に必要な条件には、以下の事柄があります。

  • 学会の会員であること
  • 3年以上、学会が指定する医療機関で矯正歯科に携わっていること

2級から1級への昇級に必要な条件は、以下の通りです。

  • 2級の取得から5年以上経過していること
  • 学術大会で学術発表をしていること
  • 矯正歯科認定医、指導医、専門医の下で常勤3年以上の矯正歯科臨床経験、もしくは同等の臨床経験がある
資格の取得方法 資格の取得には、認定矯正歯科衛生士申請書類請求用紙に必要事項を記入し、認定矯正歯科衛生士認定委員会に提出し、申請書類を取り寄せます。(ホームページからダウンロードも可能)申請書類が手元に届いた後、必要事項を記入のうえ、認定矯正歯科衛生士認定委員会に提出します。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新は、学会所定の更新単位として5年間で合計40単位以上の取得が必要です。
認定機関 特定非営利活動法人 日本成人矯正歯科学会
URL https://www.jaao.jp/doctor.html

日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士

「日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士」とは、歯科衛生士がチーム医療において患者さんを担当制で受け持つための技術と能力を認定する資格です。

日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 日本ヘルスケア歯科学会主催のワンデーセミナー等を過去2年間に参加していること
  • 日本ヘルスケア歯科学会主催の歯科衛生士研修会等を過去2年間に参加していること
  • 日本ヘルスケア歯科学会主催のヘルスケアミーティングを過去2年間に参加していること
資格の取得方法 資格の取得には、日本ヘルスケア歯科学会会員であることが必要です。そして、検定コースまたは基礎コースの検定に合格した後、資格の取得が可能です。
資格の更新方法 認定期間は、認定日の次の年の1月1日より5年間となっています。有効期限日の次の年の3月末までに更新申請がなされた者については、その年の1月1日付けにて更新が認められます。詳細は、ホームページをご覧ください。
認定機関 一般社団法人 日本ヘルスケア歯科学会
URL https://healthcare.gr.jp/

日本口腔衛生学会 認定歯科衛生士

「日本口腔衛生学会 認定歯科衛生士」とは、地域住民の口腔内の健康を守るために歯科衛生士のスキルアップやキャリアアップを目的に制定された認定資格です。日本口腔衛生学会 認定歯科衛生士には、2区分(地域歯科保険・口腔保健管理)があり、どちらかを申請します。「地域歯科保健」の区分は、地域住民の口腔内の健康づくりに取り組んでいる歯科衛生士を対象、「口腔保健管理」は、身疾患の方の口腔内の健康を守る歯科衛生士を対象にしています。

日本口腔衛生学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 申請時に、一般社団法人日本口腔衛生学会の会員であり、会員歴が通算3年以上であること
  • 単位数の合計が35単位以上あるもの
資格の取得方法 資格の取得には、申請書類を事務所に提出し、歯科衛生士委員会が提出書類により資格審査を行います。資格審査は、事前に提出した資料による発表を行い、後に口頭試問によるものです。試験合格者は通知にて合格が告げられ、後に日本歯科衛生士会より認定歯科衛生士の手続きに関する通知が送付されるため、所定の手続きを完了させる必要があります。
資格の更新方法 資格の更新は、日本歯科衛生士会所定の書式ではなく、日本口腔衛生学会の書式で申請を行います。更新に必要な書式は、会員ページからダウンロード可能です。更新の際、資格審査はありませんが、資格審査料と認定更新料(5,000円)が必要です。
認定機関 一般社団法人 日本口腔衛生学会
URL http://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/

日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士

「日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士」とは、院内感染予防対策の専門的な知識や技術を身に着け、実践に長けた歯科衛生士を育成するための認定資格です。「社会に信頼される安全な医療の提供」と「患者と医療従事者の健康と福祉に貢献」するために制定されました。

日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 申請時に日本口腔感染症学会会員であること
  • 歯科衛生士歴が5年以上であること
  • 過去5年間に日本口腔感染症学会総会ならびに日本口腔感染症学会主催の研修会やセミナーに3回以上参加していること
  • 感染予防対策、感染症、化学療法、薬物療法等に関して、学会や研究会で発表、講演を行っていること。もしくは、医学関連雑誌等に総説、論文等が掲載されたことがあること
  • 大学、歯科医師会、歯科衛生士会、歯科衛生士・歯科技工士・看護師等の養成機関、各種研修会や研究会等で、感染症や院内感染予防対策関連の講義や講演を行ったことがあること
  • 本学会以外の感染症、化学療法、薬物療法等に関連する学会や研究会、また大学、厚生労働省、歯科医師会、歯科衛生士会等の感染症関連の研修会に参加していること
  • 臨床に携わる歯科衛生士はスタンダードプリコーションを理解し診療を行っていること
  • 院内感染予防対策に関するマニュアルが整備されていること
資格の取得方法 資格の取得方法は、以下に挙げられた申請書類を準備し、審査料5,000円を委員会に提出する必要があります。

  • 認定歯科衛生士申請書
  • 履歴書
  • 歯科衛生士免許証コピー
  • 業績目録
  • 院内感染予防対策マニュアル
  • 審査料の振込領収書のコピー

申請書には、決まったフォーマットが用意されています。学会のホームページからダウンロードが可能です。

資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新には、本資格の申請に必要な条件に含まれる研修実績の提出が必要です。以下に挙げられた書類と、更新手数料10,000円を委員会に提出します。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 履歴書
  • 業績目録
  • 院内感染予防対策マニュアル
  • 手数料の振込領収書コピー

更新に関しても決まったフォーマットが用意されています。更新のために必要な書類は、学会のホームページからダウンロードが可能です。

認定機関 一般社団法人 日本口腔感染症学会
URL https://www.jaoid.org/

日本全身咬合学会 認定歯科衛生士

「日本全身咬合学会 認定歯科衛生士」とは、咬合の機能や機構、咬合と健康状態の関連性を研究し、地域社会の保険や医療に貢献する目的で制定された認定資格です。

日本全身咬合学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請に必要な条件は、以下の通りです。

  • 2年以上、同学会の会員であること
  • 2年以上の臨床経験を有すること
  • 学術大会への参加経験を持っていること
  • 噛み合わせの指導医、または認定医2名からの推薦を有していること
資格の取得方法 資格の取得には、申請書類に認定申請料を添えて学会に提出します。委員会において審議に合格した場合、登録料を添えて登録申請を行う必要があります。学会は申請に基づき登録を行い、資格証を交付するとともに本学会雑誌および学会総会にて報告されるでしょう。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新は、学会が定めた研修を行うことが必要です。
認定機関 一般社団法人 日本全身咬合学会
URL http://www.kokuhoken.jp/~jaoh/

日本顎咬合学会 認定歯科衛生士

「日本顎咬合学会 認定歯科衛生士」とは、歯科衛生士が歯科補綴をはじめ、顎咬合学分野に関する専門的な知識や技術を獲得するための認定資格です。「地域住民の顎口腔系の健康の維持または増進を図る」ために制定されました。

日本顎咬合学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件が必要です。

  • 歯科衛生士の免許を有していること
  • 当学会に継続して満2年以上の会員歴があること
  • 2年以上の臨床経験があること
  • 当学会の学術大会に参加経験があること
  • 当学会の支部長および嚙み合わせ指導医もしくは嚙み合わせ認定医の2名の推薦があること
  • 認定事前研修を受講すること
資格の取得方法 上記の申請条件をすべて満たし、認定資格取得に必要な認定試験を受けることが可能です。受験料として10,000円支払い、合格発表後に認定歯科衛生士登録料として10,000円を事務局に支払います。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新には、学会所定の更新単位として、5年間で合計60単位以上の取得が必要です。単位については、学会の学術集会や認定歯科衛生士認定教育研修会への出席が求められています。また支部大会を含む学術大会での発表、機関誌への投稿によっても、単位の取得が可能です。更新手数料として10,000円を事務局に支払います。
認定機関 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
URL https://ago.ac/

日本顎顔面補綴学会 認定歯科衛生士

「日本顎顔面補綴学会 認定歯科衛生士」とは、歯科衛生士が顎顔面補綴学の専門的知識と技術を生かして、医療水準向上を図るための認定資格です。歯科衛生士が国民の保健福祉の増進に寄与することを目的に制定されました。

日本顎顔面補綴学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 認定資格の申請には以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 日本国歯科衛生士の免許を有すること
  • 認定歯科衛生士の申請時において、3年以上連続した学会の会員歴を有すること
  • 学会会員であり、会費を完納していること
  • 学会学術大会に申請前年から3年間で2回以上出席すること
  • 学会での発表を1回以上、または学会誌での論文発表を1編以上行うこと
資格の取得方法 認定資格の取得には、以下に挙げられた書類を用意し、認定申請料として10,000円支払います。

  • 認定歯科衛生士申請書
  • 履歴書
  • 歯科衛生士免許証の写し
  • 学会会員歴証明書
  • 学術大会出席証明書
  • 学会発表および学会誌投稿を証明する書類
  • ケースプレゼンテーション申請書
  • ケースプレゼンテーションの症例記録

ケースプレゼンテーションについては、3年以上の経過観察を行った顎顔面補綴に関する2症例の発表が必要です。

資格の更新方法 認定資格の認定期間は5年間とされています。更新の申請は、認定失効期日の6か月前から2か月前までの間にのみ可能です。期間に余裕を持って更新申請を行うことをおすすめします。更新の申請には、認定期間中に学会が定める単位を10単位以上取得する必要があります。さらに、学会が開催する学術大会や教育研修会には、それぞれ最低1回以上の出席が条件です。更新の条件を満たせば、更新手数料として10,000円を添えて、以下に挙げられている書類を提出します。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 学会学術大会出席記録
  • 顎顔面補綴学に関する発表記録
認定機関 一般社団法人 日本顎顔面補綴学会
URL https://jamfp.sakura.ne.jp/

日本障害者歯科学会 認定(指導)歯科衛生士

「日本障害者歯科学会 認定 (指導)歯科衛生士」とは、障害者歯科の専門的な知識と技術、臨床経験を有する歯科衛生士を養成することを目的に制定された認定資格です。歯科医療の立場から、障害者の日常生活や社会生活を支援します。

日本障害者歯科学会 認定(指導)歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 公益社団法人日本歯科衛生士会会員であり、会員歴が3年以上あること
  • 臨床経験施設で障害者歯科の実務経験が5年以上あること
  • 日本歯科衛生学会や一般社団法人日本障害者歯科学会および障害者歯科の関連学会で研究発表、学会誌に臨床研究の論文発表経験があること
資格の取得方法 資格の取得方法は、指導医申請書類に必要事項を記入し、指導医申請審査料10,000円を納付し事務局に提出します。提出書類を認定委員会にて審査した後、口頭試問が実施されます。理事会における承認を受け資格の取得です。
資格の更新方法 資格の更新は、指導医更新記録簿に必要事項を記入し、認定医更新料10,000円とともに事務局に提出します。提出書類を認定委員会で審査された後、理事会にて承認されます。更新完了の通知にて、資格の更新完了です。
認定機関 一般社団法人 日本障害者歯科学会
URL http://www.kokuhoken.or.jp/jsdh-hp/html/index.html

日本歯周病学会認定 歯科衛生士

「日本歯周病学会認定 歯科衛生士」とは、歯周病への対応を的確かつ効率的に実施し、長期間にわたって国民の口腔内の健康管理に寄与することを目的に制定された認定資格です。

日本歯周病学会認定 歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 日本歯周病学会認定 歯科衛生士の申請に必要な条件は、以下の通りです。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 通算5年以上の歯周病学に関する教育および研修と臨床実験を有すること、またはこれと同等以上の経験を有すると認められること
  • 認定歯科衛生士申請時に実務経験単位と教育研修単位の合計を30単位以上有すること
  • 認定歯科衛生士試験に合格すること
  • 認定歯科衛生士申請時に学会会員であること

日本の歯科衛生士免許を取得しているだけでなく、5年以上歯周病臨床に携わっていることが前提となります。さらに、申請時には2回の学術大会への参加が必要です。

資格の取得方法 資格の取得には、認定申請料として10,000円を事務局に支払います。試験は書類選考の上、年に2回、10分間の発表と5分間の口頭試問を行うケースプレゼンテーションを行います。これらに合格すると、認定資格の取得です。合格後、登録料20,000円を支払い、認定歯科衛生士認定証と生涯研修記録簿を受け取ります。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。更新の申請は、認定失効期日の1年前から行うことが可能です。更新申請単位の取得可能な研修会の開催日1か月前までに行う必要があります。更新手数料10,000円とともに、以下の種類を提出します。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 認定歯科衛生士生涯研修記録簿
  • 更新料の受領証のコピー
認定機関 特定非営利活動法人 日本歯周病学会
URL https://www.perio.jp/

日本歯科麻酔学会 認定歯科衛生士

「日本歯科麻酔学会 認定歯科衛生士」とは、全身管理に関連するチーム医療に参加できる専門的な知識と技術を持つ歯科衛生士を育成する目的で制定された認定資格です。積極的に自己研修を行うことが求められています。全身麻酔や鎮静時の診療補助、有病者歯科治療時の全身管理の補助、全身的偶発症発生時の緊急処置の補助などを行えるようになります。

日本歯科麻酔学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 認定資格申請に必要な条件は、以下の通りです。

  • 歯科衛生士の免許証を有していること
  • 学会が認める研修カリキュラムに従い歯科麻酔の研修をすること
  • 学会認定医が認定歯科衛生士の申請を認めること
  • 申請の時点で継続して1年以上本学会正会員であること
  • 学会が開催する学術大会、研修会、または学会認定関連団体が開催する学術集会に学会入会以後、申請日までに1回以上出席すること
資格の取得方法 資格の取得のための審査は、年に1回実施予定です。申請時には申請料として10,000円、合格発表後には登録料として10,000円を認定歯科衛生士審査委員会に支払います。以下の種類を揃えて、認定歯科衛生士審査委員会に送ることが求められています。

  • 認定歯科衛生士申請書
  • 履歴書
  • 研修証明書
  • 認定歯科衛生士申請許可書
  • 学会が開催する学術集会、研修会、または学会認定関連団体が開催する学術集会の参加証明書
  • 緊急蘇生講習会受講修了証のコピー
  • 症例一覧表
  • 症例報告書
資格の更新方法 認定資格の認定期間は5年間とされています。資格更新の認定を受けるには、更新審査料10,000円と以下の書類を提出する必要があります。

  • 更新申請書
  • 履歴書
  • 最近5年間の学会年会費の納入証明書
  • 申請証の取得にかかわる研修会の単位証明書
認定機関 一般社団法人 日本歯科麻酔学会
URL http://kokuhoken.net/jdsa/

日本口腔リハビリテーション学会 認定歯科衛生士

「日本口腔リハビリテーション学会 認定歯科衛生士」とは、顎口腔機能のリハビリや摂食嚥下や咀嚼、口腔機能育成、口腔ケアなどに関係する分野における認定資格です。基礎的な知識と臨床的な専門知識を持つ歯科衛生士を育成し、日本国民に適切な医療を提供することが目的です。

日本口腔リハビリテーション学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 認定資格の申請には、以下の必要な条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有していること
  • 通算5年以上の顎口腔機能のリハビリテーション、摂食嚥下、咀嚼、口腔機能育成、口腔ケア等に関する臨床経験を有すること、またはこれと同等以上の経歴を有すること
  • 申請時において、連続して2年以上の学会正会員歴を有すること
  • 顎口腔機能のリハビリテーション、摂食嚥下、咀嚼、口腔機能育成、口腔ケア等に関する研究報告を行っていること
  • 学会の学術大会に参加していること
資格の取得方法 資格の取得方法は、申請時に申請料として10,000円、合格後に登録料として10,000円を委員会に支払います。以下に挙げられた書類を提出し、書類審査を通過すると、面接試験の案内が届きます。

  • 認定歯科衛生士申請書
  • 履歴書
  • 日本国歯科衛生士免許証のコピー
  • 学会員証明書
  • 学会の学術大会または研修セミナーへの参加を証明する書類
  • 学口腔機能のリハビリテーション、摂食嚥下、咀嚼、口腔機能育成、口腔ケア等に関する発表または業績を証明する書類
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。更新には、学会所定の更新単位として、5年間で合計30単位を取得する必要があります。更新手数料は、10,000円です。
認定機関 一般社団法人 日本口腔リハビリテーション学会
URL http://www.jaor.jp/

日本臨床歯科学会 認定歯科衛生士

「日本臨床歯科学会 認定歯科衛生士」とは、臨床歯科医学の基礎の確立と技術の向上を目的に制定された認定資格です。また、最新歯科技術の習得を通して、国民の健康管理に貢献することも目的とされています。

日本臨床歯科学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有していること
  • 本学会に継続して3年以上の会員歴があること
  • 4年以上の臨床経験があること
  • 本学会の学術大会に3回以上の参加経験があること
  • 本学会の支部長の推薦があること
  • 認定教育講座を1回以上受講すること
  • 本学会が別に定める所定の審査に合格すること
  • 本学会の定める申請書類に申請料を添えて申請すること
資格の取得方法 資格の取得は、認定衛生士委員会が歯科衛生士の適否を審査し、合格した歯科衛生士は、指定の登録料を支払い、認定歯科衛生士として登録します。
資格の更新方法 資格認定期間は5年間とされています。資格の更新は、以下に挙げられた書類に更新料の受領書のコピーを添え、委員会に提出しなければなりません。

  • 認定衛生士更新申請書
  • 認定衛生士認定証のコピー
  • 認定期間における3例の症例報告
認定機関 日本臨床歯科学会
URL http://sjcd.info/

日本歯科薬物療法学会 認定歯科衛生士

「日本歯科薬物療法学会 認定歯科衛生士」とは、口腔疾患に対する薬物の専門的な知識と経験を獲得することを目的とした認定資格です。この資格認定によって、歯科での適正使用や啓発、安全な歯科医療の提供が可能となります。

日本歯科薬物療法学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件が必要です。

  • 日本国の歯科医師免許証、薬剤師免許証あるいは歯科衛生士の免許証を有すること
  • 本学会の会員であり、会費を完納していること
  • 認定歯科衛生士として本学会会員歴が、1年以上あること
  • 本学会主催の教育講演会へ、過去2年間に1回以上参加していること
  • 本学会学術大会へ、過去2年間に1回以上参加すること
  • 認定の手続きを満たしている
  • 認定試験に合格したもの
資格の取得方法 資格の取得には、申請書類を所定の期日まで本学会理事長に提出します。その後に委員会で審査され、申請内容を総合的に評価し、その結果を理事会に報告し合格の承認を得ます。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間です。資格の更新は、更新時に所定の年齢(65歳以上)を超える場合、終身認定歯科衛生士となり更新の手続きは必要ありません。
認定機関 一般社団法人 日本歯科薬物療法学会
URL http://jsotp.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=15994

日本老年歯科医学会 認定歯科衛生士

「日本老年歯科医学会 認定歯科衛生士」とは、高齢者に必要な歯科医療・保健を提供するために制定された認定資格です。歯科衛生士に専門的な知識と臨床経験を与え、歯科医療・保健の立場から高齢者の生活を支援します。

日本老年歯科医学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 認定資格の取得のための申請に必要な条件は、以下の通りです。

  • 歯科衛生士の免許証を有すること
  • 申請時において、継続して3年以上本学会正会員であること
  • 大学病院、病院歯科、歯科診療所、高齢者施設等において、3年以上高齢者に必要とされる歯科医療・保健に従事すること、またはこれと同等以上の経歴を有すると認められること
  • 申請に必要な研修単位を合計46単位取得していること
資格の取得方法 資格の取得には、ホームページからダウンロードした申請書類に入力し、事務局に提出する必要があります。申請審査料は10,000円です。審査は、Web面接形式で行われます。試験後、資格認定者には登録に関しての詳細が伝えられます。
資格の更新方法 資格の認定期間は5年間とされています。資格の更新の手続きは、日本歯科衛生士会で行われます。更新には、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 現在、歯科衛生士であること
  • 認定更新に必要な30単位を取得していること
  • 歯科衛生士実務時間が200時間以上に達していること
  • 現在、学会の会員であること
認定機関 一般社団法人 日本老年歯科医学会
URL https://www.gerodontology.jp/authorization/hygienist.shtml

日本有病者歯科医療学会 認定歯科衛生士

「日本有病者歯科医療学会 認定歯科衛生士」とは、基礎疾患を有する患者さんの歯科医療を安全に、また安心して行えることを目的に制定された認定資格です。歯科衛生士は、全身管理を主体とした医療を促進することが可能となります。

日本有病者歯科医療学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 認定資格の申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 歯科衛生士の免許証を有していること
  • 研修施設において、本学会指導医のもとで3年以上有病者に必要とされている歯科医療に従事すること、またはこれと同等以上の経歴を有すると認められること
  • 本学会が主催する学術大会および研修会に参加すること
  • 医療機関が開催した参加型一次救命処置講習を受講していること
  • 認定歯科衛生士の申請時において、学会会員資格を有すること
資格の取得方法 上記の申請に必要な条件をすべて満たし、認定資格取得に必要な試験を受けます。申請時に以下の必要な書類を用意し、申請審査料として10,000円を支払う必要があります。

  • 認定歯科衛生士申請書
  • 履歴書
  • 歯科衛生士免許証のコピー
  • 会員歴証明書
  • 研修証明書
  • 学術大会、認定歯科衛生士研修会出席記録
  • 有病者歯科医療に関する症例報告書・介助症例一覧表
資格の更新方法 認定資格期間は5年間とされています。資格の更新は、更新料として10,000円と以下の書類を認定委員会に提出する必要があります。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 本学会が主催する学術大会、研修会への参加記録
  • 業績目録

また、更新の申請時には学会認定研修歯科診療施設に従事している必要があります。

認定機関 一般社団法人 日本有病者歯科医療学会
URL http://jjmcp.jp/

日本顕微鏡歯科学会 認定歯科衛生士

「日本顕微鏡歯科学会 認定歯科衛生士」とは、顕微鏡を用いた歯科診療で国民の口腔内の健康や豊かな日常生活に寄与する目的で制定された歯科衛生士のための認定資格です。

日本顕微鏡歯科学会 認定歯科衛生士の概要

申請に必要な条件 申請には、以下の条件を満たしていることが求められています。

  • 日本の歯科衛生士免許の取得から3年以上が経過していること
  • 学会に入会していること
  • 動画や画像を用いて、患者さんにとって明確な説明ができる力を有していること
資格の取得方法 資格の取得は、年に1回開催される学術大会の前日に行われる認定審議会で、症例ビデオ3題についてのプレゼンテーションを約5分で行うことが求められています。その内容を、日本顕微鏡歯科学会の指導医が審査し、認定歯科衛生士を決定します。さらに、簡単な筆記試験も行われます。
資格の更新方法 認定期間は3年間となっています。認定取得後は、認定証が発行され、3年毎の更新申請が必要です。詳細は、ホームページをご覧ください。
認定機関 一般社団法人 日本顕微鏡歯科学会
URL https://kenbikyoshika.jp/

日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジニスト

「日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジ二スト」とは、アスリートやスポーツ愛好家の口腔衛生管理指導を目的に制定された認定資格です。マウスガードやフェイスガードのカウンセリングを行うことも目的の一つです。歯科衛生士は、専門的な知識と技術を獲得できるでしょう。

日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジニストの概要

申請に必要な条件 認定資格の申請には、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 日本スポーツ歯科医学会会員であること
  • 日本の歯科衛生士免許を有していること
  • 当学会の学術大会の研修歴が1回以上あること
  • 学会認定研修会の研修歴が1回以上あること
資格の取得方法 資格の取得に関しては、審査料として5,000円を事務局に支払い、書類審査を通過後、筆記試験を受ける必要があります。合格者には後日通知にて知らされます。登録料は、5,000円です。審査に必要な書類は、以下の通りです。

  • 認定SDH申請書
  • 履歴書
  • 日本国歯科衛生士免許証コピー
  • 学会会員歴証明書、学会学術大会参加証のコピー
  • 学会認定研修会受講修了証のコピー
資格の更新方法 認定資格の認定期間は5年間とされています。更新の申請は、認定資格失効の6か月前までに行わなければなりません。学会所定の更新単位として、5年間のうちに学会学術大会、学会認定研修会、または認定SDHセミナーの研修に計3回以上参加していることが必要です。3回のうち、必ず1回は学会認定研修会の参加を含める必要があります。また、SDHセミナーの参加に関しては、2回の参加で1回分と見なされます。更新手数料は5,000円です。
認定機関 一般社団法人 日本スポーツ歯科医学会
URL http://kokuhoken.net/jasd/

日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーター

「日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーター」とは、歯科審美学のなかでも特にホワイトニングについての専門的な知識と臨床技能・経験の獲得を目的に制定された認定資格です。資格認定によって、歯科衛生士が国民の保健福祉に貢献することが可能です。

日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーターの概要

申請に必要な条件 認定資格の申請には、以下の必要な条件をすべて満たしている必要があります。

  • 日本国歯科衛生士の免許証を有すること
  • 日本審美学会会員であること
  • コーディネーター認定講習会を受講すること
  • コーディネーター認定試験を受験し、合格すること
資格の取得方法 資格の取得に関しては、講習会参加費ならびに受験料として8,000円を事務局に支払います。講習会はWeb開催、試験は会場開催で行われます。
資格の更新方法 資格の認定期間は3年間とされています。更新には、認定期間最終日の1年から6か月前まで更新申請書を事務局に送付し、更新手数料3,000円を事務局に支払う必要があります。また、資格取得から更新までの3年間に、学会が主催する学術大会やセミナー、コーディネーター講習会のほか、学会が認める歯科審美に関する国際学会の学術大会などに2回以上参加していることも条件です。
認定機関 一般社団法人 日本歯科審美学会
URL https://www.jdshinbi.net/

ジャパンオーラルヘルス学会 ドックコーディネーター

「ジャパンオーラルヘルス学会 ドッグコーディネーター」とは、歯科人間ドックにおいて検査と健康指導を実施するために制定された認定資格です。歯科衛生士は、正しい専門的な知識と技術を獲得することが可能です。

ジャパンオーラルヘルス学会 ドックコーディネーターの概要

申請に必要な条件 資格取得の申請には、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 日本国歯科衛生士の免許証を有していること
  • ドッグコーディネーター認定試験を受講し、合格すること
  • その他、認定制度委員会が特別に認めた者
資格の取得方法 資格の取得に関しては、認定試験受講料として、3,000円を事務局に支払う必要があります。試験は年に2回行われ、その試験に合格することが求められています。試験に合格後に支払う登録料は、6,000円です。なお、学会会員の場合は、登録料が全額免除されます。
資格の更新方法 資格の認定期間は、5年間とされています。更新の申請には、以下の書類の提出が必要です。

  • 認定歯科衛生士更新申請書
  • 学術大会出席証明書
  • 研修会出席証明書
  • 学会発表・学会誌投稿証明書
  • ジャパンオーラルヘルス学会会員歴証明書

認定失効期日の2か月前までに更新手続きを行いましょう。更新手数料は、学会会員の場合は2,000円、非会員の場合は8,000円です。

認定機関 一般社団法人 ジャパンオーラルヘルス学会
URL http://www.jddock.net/index.html

歯科助手が取得できる資格5選

歯科医院で働いているのは、歯科医師や歯科衛生士だけではありません。歯科助手も歯科医院に欠かせない存在です。

歯科助手には国家試験は存在しませんが、民間団体が認定する資格や検定はいくつか存在します。歯科助手が取得できる資格を5つご紹介します。

歯科助手資格

「歯科助手資格」とは、歯科医療をスムーズに行うために、歯科助手の育成と専門的な技術を高める目的で制定された資格です。試験ではなく、専門学校での実際の講習などを通して認定される資格です。歯科助手資格には、甲種と乙種の2種類があり、さらに乙種には、乙種第一と乙種第二と2つに分かれています。

歯科助手資格の概要

申請に必要な条件 事務作業にかかわる認定が乙種第二歯科助手資格です。認定の申請には、以下の条件が必要です。

  • 歯科助手としての心得、一般教養、歯科臨床概論、歯科事情、社会保険の概要、受付業務などの11の項目に対して、計40時間の訓練時間
    乙種第一歯科助手資格は、おもに診療室内の仕事についての認定です。以下の条件を満たすことが必要です。
  • 一般教養、歯科臨床概論、保守管理、消毒法、共同作業など11項目に対して、計52時間の訓練時間
    甲種歯科助手資格の認定のためには、以下の条件が必要です。
  • 120時間の実習を含む、診療用の機械の取り扱いや放射線フィルムの整理、歯科用語、消毒法、医療安全など全17項目、計420時間の訓練を受けること
資格の取得方法 資格の取得には、上記の申請に必要な条件を満たすことが必要です。
資格の更新方法
認定機関 公益社団法人 日本歯科医師会
URL https://www.jda.or.jp/

医療事務管理士(歯科)

「医療事務管理士(歯科)」とは、歯科医院での患者さんへの対応、レセプト作成、カルテの管理などの歯科助手に必要な専門的な知識や技術を獲得する目的で制定された資格です。

医療事務管理士(歯科)の概要

申請に必要な条件 年齢や学歴にかかわらず誰でも申請が可能です。
資格の取得方法 資格の取得には、認定試験を受ける必要があります。
実技試験では、レセプト作成に必要な知識が問われ、試験時間は3時間で3問出題されます。
学科試験は、マークシート形式で、法規、医学一般、保険請求事務に関する問題が10問です。試験時間は1時間となっています。
合格には、学科試験は70%以上の得点、実技試験は3問すべて50%以上の点数が必要です。さらに、3問の合計が70%以上の点数を取ることが必要です。
資格の更新方法 資格の更新方法に関しては、ホームページをご覧ください。
認定機関 JSMA 技能認定振興協会
URL https://www.ginou.co.jp/

歯科助手専門員

「歯科助手専門員」とは、歯科助手が必要な専門的な技術と知識を証明することを目的に制定された認定資格です。

歯科助手専門員の概要

申請に必要な条件 申請に必要な条件は、たのまな通信講座「歯科助手講座」を終了する必要があります。
資格の取得方法 資格の取得方法は、「たのまな通信講座」を受講することです。講座の修了と同時に全国医療福祉教育協会認定資格「歯科助手専門員」が取得できます。
資格の更新方法
認定機関 全国医療福祉教育協会
URL https://www.iryou-shikaku.jp/course/

歯科助手検定試験

「歯科助手検定試験」とは、1級、2級、3級の3種類に分かれて検定試験が実施され、歯科助手の専門的な知識を高めることを目的に制定された試験です。

歯科助手検定試験の概要

申請に必要な条件 試験への申請に必要な条件は、特にありません。
資格の取得方法 試験内容は、3級は歯科医療の基本的な知識と簡単な診療方法の把握です。
2級は歯科医療のさらに広い知識と診療方法の知識が問われます。
1級は、歯科医療への深い知識と、診療体制について正確かつ迅速な対応力が問われます。
試験時間は、すべての級において60分で、70%以上の正答で合格です。
資格の更新方法
認定機関 医療福祉教育振興グループ 日本歯科助手検定協会
URL http://www.iryokentei.jp/

歯科医療事務検定

「歯科医療事務検定」とは、受付業務、カルテ管理業務、レセプトの作成、点検業務といった歯科医院における事務業において、歯科助手の専門的な知識を問うための検定です。歯科医師や歯科衛生士のサポート業務を円滑に行うための専門的な技術を持っているかどうかが問われます。1級から3級まで準備されており、1級になると高度な技術と知識が問われます。

歯科医療事務検定の概要

申請に必要な条件 試験の申請に必要な条件は、特にありません。
資格の取得方法 3級から1級まで準備されており、それぞれの試験を受講し合格することで資格の取得が可能です。
3級は、医療保険制度などの理解や基本的な治療内容の把握のほか、カルテに点数記入ができる能力が求められます。
2級はさらに、応用的な歯科治療内容を把握し、しっかりとレセプトに記入できるかどうかが問われます。
1級の試験内容は、さらに高度な歯科医療内容の問いです。
資格の更新方法
認定機関 全国医療技能検定協議会
URL http://an-mc.com/

まとめ

この記事では、歯科衛生士・歯科助手向け資格29選の、申請に必要な条件、資格の取得・更新方法、認定機関をご紹介してきました。

歯科衛生士、歯科助手が取得できる認定資格はさまざまです。認定資格は、専門性を高めることができるため、自分に合った分野で資格の取得を検討されてみてはいかがでしょうか。スキルアップ・キャリア形成を目指している歯科衛生士・歯科助手の皆さんはもちろん、医院の技術向上を考えている先生方はお役立てください。

歯科衛生士はどこまでできる?やってはいけない治療や仕事内容とは?
良いスタッフがいることは、良い歯科医院づくりに欠かせません。歯科医院で働くスタッフには、歯科医師、歯科衛生士、そして歯科助手などがいます。中でも歯科医師と歯科衛生士は国家資格であり、歯科衛生士が定めら

お問い合わせはこちら

お問い合わせ内容必須
団体名/医院名必須
お名前必須
メールアドレス必須

メールアドレスを半角英数で入力してください。

電話番号必須

電話番号を半角英数で入力してください。

備考任意
D・MIZUNAGA

執筆者

D・MIZUNAGA

株式会社ITreat

執行役員・Webディレクター

大手人材系企業で医療業界のキャリアコンサルタントとして勤務したのち、ITベンチャーへ転身。現在は株式会社ITreatの執行役員として、主に病院やクリニックのWebサイト制作、採用課題の解決、SEOコンサルティングを行う。キャッチコピーは「関わるすべての方とのWin-Winを作る」。

menu メニュー
電話お電話 お役立ち資料お役立ち資料 無料見積もり無料見積もり