【総合病院】ホームページ制作事例10選
最終更新日:2025/11/20
公開日:2025/11/18
総合病院のホームページは、患者さんやご家族、地域の医療機関、求職者など、多様な方々が利用する重要な情報発信の場です。とくに総合病院は診療科が多く、救急や入院、紹介状、面会など、多くのニーズがあるため、誰にとってもわかりやすく使いやすいサイト設計が求められます。
しかし実際には、「欲しい情報がどこにあるのか分からない」「スマホで見づらい」「予約方法は分かりづらい」など、患者さんが迷ってしまうサイトも少なくありません。
そこで本記事では、総合病院のホームページ事例を10件紹介しながら、「使いやすく、分かりやすい病院サイトはどんな工夫をしているのか」を解説します。
総合病院のサイトづくりで悩んでいる方、リニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは、情報整理の方法やデザイン、機能面での工夫が優れている総合病院のホームページを、3つのタイプに分類してご紹介します。
※紹介している事例は、弊社制作ではないものも含まれます
信頼感・安心感を与えるデザイン重視型
中東遠総合医療センター(静岡県)

中東遠総合医療センターのサイトは、白を基調とした清潔感のあるデザインで、大規模病院らしい信頼性が伝わる構成です。「受診される方」「医療関係者の方」など目的別に丁寧に分類された導線が特徴で、初めてアクセスする方でも迷わず必要な情報にたどり着ける使いやすい設計になっています。
https://www.chutoen-hp.shizuoka.jp
蓮田病院(埼玉県)

蓮田病院のサイトは、情報が丁寧に整理されており、初めて訪れる方でも迷わず必要な内容にたどり着ける分かりやすい設計が魅力です。トップに掲げられたキャッチコピーや優しい色使いからは温かみが感じられ、地域に寄り添う病院としての姿勢が自然と伝わります。
武田総合病院(京都府)

武田総合病院のサイトは、緑を基調とした落ち着いた配色で、清潔感と温もりを感じられるデザインが魅力です。シンプルで要素が整理されたレイアウトのため、初めて利用する方でも迷わず情報を探せる安心感があります。
https://www.takedahp.or.jp/ijinkai
磐田市立総合病院(静岡県)

磐田市立総合病院のサイトは、白を基調とした清潔感のあるデザインで、見やすく安心感のある構成が特徴です。英語とポルトガル語への切り替えにも対応しており、地域に多い外国人住民にも配慮した情報提供を行っている点が魅力です。
https://www.hospital.iwata.shizuoka.jp
アクセシビリティ特化・ユーザー配慮型
行田総合病院(埼玉県)

行田総合病院のサイトは、青と白を基調としたシンプルで見やすいデザインが特徴で、清潔感と安心感のある印象を与えます。音声読み上げ、文字サイズ変更、背景色切り替えなどアクセシビリティ機能が充実しており、高齢者や視覚に不安のある方にも配慮された設計です。
公立西知多総合病院(愛知県)

公立西知多総合病院のサイトは、白とブルーを中心としたシンプルで見やすいデザインが特徴で、必要な情報がすっきり整理されています。文字サイズ変更や背景色切り替えなどアクセシビリティ機能が充実しており、誰にとっても使いやすく配慮の行き届いた構成です。
https://www.nishichita-hp.aichi.jp
新渡戸記念中野総合病院(東京都)

新渡戸記念中野総合病院のサイトは、緑を基調とした柔らかな色合いに丸みのあるフォントを組み合わせた優しいデザインが印象的です。文字サイズ変更などアクセシビリティ機能も充実しており、多様な利用者に寄り添う思いやりのあるサイト設計になっています。
導線最適化・目的別案内に優れた構成型
安城更生病院(愛知県)

安城更生病院のサイトは、緑と白を基調とした落ち着いたデザインで、総合病院らしい安心感のある構成が魅力です。特徴的なのは、採用サイト・健診サイト・オウンドメディアなど6つのサイトを用途別に完全分離している点で、ターゲットごとに迷わず必要な情報へ進める設計が優れています。
埼玉県済生会加須病院(埼玉県)

埼玉県済生会加須病院のサイトは、地域に寄り添う温かさが伝わるデザインで、利用者に安心感を与えます。「初めて受診される方」「再診の方」「紹介状をお持ちの方」など利用シーンに合わせて案内が分類されており、目的の情報へ迷わず進める分かりやすさが特徴です。
虎ノ門病院(東京都)

虎ノ門病院のサイトは、青を基調とした落ち着いたデザインで、大規模病院らしい信頼感のある構成が魅力です。トップに目的別の大きなボタンが設置されており、「受診される方」「医療関係者の方」など、初めて訪れた方でも迷わず必要な情報へ進める導線設計が高く評価できます。
総合病院の制作会社選びで押さえておきたいポイント
総合病院のホームページを作る際、デザインだけで制作会社を選んでしまうと、あとから「必要な機能が足りない」「情報整理が難しい」といった問題が生じることがあります。ここでは、制作会社選びで特に重視すべきポイントを5つご紹介します。
1. 医療機関サイトの制作実績があるか
総合病院のホームページは、一般企業のサイトとは求められる要素が大きく異なります。患者さんの不安に寄り添う情報提供、医療法に基づく広告規制への対応、個人情報保護への配慮など、医療特有の知識が必要です。医療機関、特に総合病院規模のサイト制作実績がある会社を選ぶことで、スムーズなプロジェクト進行が期待できます。
2. 情報設計(導線設計)の提案力があるか
総合病院には、初診患者、再診患者、救急受診者、入院患者のご家族、紹介状を持参する方、医療関係者、求職者など、多様な利用者が訪れます。それぞれの目的に応じて必要な情報へ迷わず到達できる導線設計ができるかどうかは、制作会社の企画力によって大きく変わります。単なるデザイン制作だけでなく、利用者視点での情報整理を提案できる会社を選びましょう。
3. アクセシビリティ対応の知識があるか
総合病院は高齢の患者さんの利用が多く、また外国人患者への対応が必要なケースもあります。文字サイズ変更、色のコントラスト調整、多言語対応、音声読み上げ対応など、誰にとっても使いやすいサイト(アクセシビリティ)への理解と実装経験がある制作会社を選ぶことが重要です。
4. Web予約などのシステム連携に対応できるか
近年は、Web予約システム、オンライン問診、オンライン面会、電子決済など、ホームページを通じた各種サービスを導入する病院が増えています。こうした機能は、電話対応の負担軽減や患者さんの利便性向上に大きく貢献します。既存の電子カルテや予約システムとの連携経験がある制作会社であれば、スムーズな導入が可能です。
5. 公開後の運用サポート体制があるか
ホームページは公開して終わりではなく、診療科の追加、医師の異動、お知らせの更新など、継続的な情報更新が必要です。また、アクセス状況の分析や改善提案など、運用面でのサポートがあるかどうかも重要なポイントです。更新作業を院内で行う場合は、使いやすい更新システム(CMS)の提供や、操作研修の有無も確認しましょう。
まとめ
総合病院のホームページは、診療科の紹介や基本情報を掲載するだけでは不十分です。患者さんやご家族、地域の医療機関、求職者など、多様な利用者が日常的にアクセスする「病院の顔」として、誰にとっても分かりやすく使いやすい設計が求められます。
今回紹介した10の事例は、「信頼感・安心感を与えるデザイン」「多様な利用者に配慮したアクセシビリティ」「目的別に迷わず進める導線設計」と、大きく3つのタイプに分けられました。
これから総合病院のホームページを作る、またはリニューアルする方は、
ぜひ今回の事例を参考にしながら、患者さんにも職員にも使いやすいサイトづくりを進めてみてください。
株式会社ITreatでは、医療機関に特化したスタッフがホームページ制作に従事しております。患者さん目線でのWebサイトの制作やリニューアル、そして採用サイトの制作、動画制作なども対応可能です。
無料見積もりも受け付けております。下記お問い合わせフォームからぜひお気軽にご相談ください。
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執筆者
株式会社ITreat
執行役員・Webディレクター
大手人材系企業で医療業界のキャリアコンサルタントとして勤務したのち、ITベンチャーへ転身。現在は株式会社ITreatの執行役員として、主に病院やクリニックのWebサイト制作、採用課題の解決、SEOコンサルティングを行う。キャッチコピーは「関わるすべての方とのWin-Winを作る」。
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