CMSで病院・クリニック(医療機関)のサイトを作成する際の注意点

ホームページ制作

最終更新日:2022/04/22

公開日:2022/02/17

弊社では病院・クリニックといった医療系のホームページを中心に制作しており、日々新規のサイト制作のご依頼や、サイトリニューアルといったご要望をいただきます。その中で「CMSで制作したい」というご相談を頻繁にいただきます。

更新頻度の高い病院・クリニックサイトでは、CMSを導入するケースが多く見られますが、なぜCMSが採用されるのでしょうか。

この記事では、病院・クリニック(医療機関)のホームページをCMSで作成する場合、何に注意をすればいいのか。また、作る上でのメリット・デメリットについてご紹介します。

「CMS」とは?

CMS」とは、ホームページの構築・管理・更新が手軽にできるシステムです。Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の頭文字を取って、「CMS」と呼ばれています。

本来、ホームページの制作には、HTMLやCSSといったプログラミングの専門知識が要求され、それがなければ、ホームページの構築だけでなく、管理・更新も困難です。専門家や制作会社に依頼してホームページを作ってもらっても、自分で記事を更新できなければ、使い勝手が悪くなります。

CMSは、上記のような問題を解決できるシステムです。ある程度の知識や経験があれば、ホームページの基礎部分の構築は可能ですし、記事の更新だけであれば、専門知識は必要ありません。そのため、現在ではほとんどのホームページ制作において、CMSが利用されています。

CMSのシェア

世界では、600種類以上のCMSが利用されています。CMSの中で有名なものは、WordPress(ワードプレス)です。他のCMSと比較しても圧倒的に利用者が多く、関連書籍も多数出版されています。

W3Techの調査によると、日本国内におけるCMSのシェア率は以下の通りです。

  • WordPress:83.7%
  • Adobe Systems:2.7%
  • EC-Cube:2.2%

▼出典:Distribution of content management systems among websites that use Japanese(W3Tech)
https://w3techs.com/technologies/segmentation/cl-ja-/content_management

WordPressがシェア8割を超え断トツの1位。2位以下を大きく引き離し、圧倒的なシェアを誇っています。

次いで、世界全体におけるCMSのシェア率は以下の通りです。

  • WordPress:65.3%
  • Shopify:6.7%
  • Wix:2.9%
  • Squarespace:2.7%
  • Joomla:2.6%
  • Drupal:2.0%
  • Adobe Systems:1.6%
  • Blogger:1.5%
  • Bitrix:1.4%
  • OpenCart:0.9%

▼出典:Usage statistics of content management systems(W3Tech)
https://w3techs.com/technologies/overview/content_management

上記のシェア率を見て分かるように、WordPressが他のCMSを圧倒しています。WordPressがこれだけ多くの人に支持されているのは、専門知識のない初心者でも比較的に使いやすい点と、無料で利用できるオープンソースのCMSである点が主な理由です。

米国ホワイトハウス(https://www.whitehouse.gov/)のWebサイトが2017年12月中旬のリニューアルに伴い、CMSがDrupalからWordPressに変更されたことでも話題になりましたが、米国大統領がジョー・バイデン氏に交代した2021年1月のリニューアルでも、引き続きWordPressが採用されました。

なお、CMSは大きく「オープンソース型」と「独自開発型」の2種類に分かれます。

オープンソース型のCMSとして代表的なものは以下の通りです。

  • WordPress(ワードプレス)
  • Drupal(ドルーパル)
  • Joomla!(ジュームラ!)

どれも無料で使うことができるため、多くの企業がホームページに導入しています。関連書籍も豊富にあり、分からないことがあっても自分で調べやすい点がメリットです。オープンソース型のCMSを利用して、ホームページの制作を行っている会社もたくさんあります。

独自開発型のCMSとして代表的なものは以下の通りです。

  • Movable Type(シックス・アパート株式会社)
  • ShareWith(野村インベスター・リレーションズ株式会社)
  • Blue Monkey(Mtame株式会社)

独自開発型のCMSは、ホームページ制作会社が独自に開発したCMSです。一般的に「商用CMS」と呼ばれており、オープンソースと違いサポートを受けることが可能ですが、ライセンスを購入する必要があるなど、利用するためには費用がかかります。
また、シェアが少ないためWeb上に公開されている情報も少なく、機能拡張するためのプラグインも少ないです。

CMSで病院・クリニックのサイトを作成するメリット

CMSで病院・クリニックのサイトを作成するメリットは以下の4点です。

  • ホームページの専門知識がなくても更新できる
  • 専用ソフトが不要
  • 複数のスタッフで運用できる
  • コストを削減できる

ホームページの専門知識がなくても更新できる

CMSで病院・クリニックのサイトを作成すれば、ホームページの専門知識がなくても更新できます。管理画面から簡単に更新作業を行えるため、更新のたびにホームページ制作会社に依頼するなどの必要がなく、院内で完結できます。

専用ソフトが不要

CMSで病院・クリニックのサイトを作成する場合、院内のパソコンにソフトをインストールする必要がありません。ホームページのデータがあるサーバーにインストールされているため、特に病院・クリニックのパソコンにインストールする必要がなく、ブラウザさえあれば作業が可能です。

複数のスタッフで運用できる

CMSで病院・クリニックのサイトを作成すると、複数のスタッフで運用できます。
CMSで作成したホームページを更新する場合、管理画面にログインして作業を行う仕組みのため、ログインするためのアカウント情報さえあれば、どのパソコンからでも作業することが可能です。

コストを削減できる

CMSで病院・クリニックのサイトを作成すれば、コストを削減できます。
ホームページは一度作成すれば終わりというものではありません。新しい治療の導入によりページを追加したり、内容を修正するなど、特に病院・クリニックのような信頼性が問われる医療系のサイトは、常に最新情報に保つための運用・管理が必要です。ホームページ制作会社に依頼することも可能ですが、制作会社によっては毎回費用が発生します。

ただし、CMSの場合は前述したとおり、専門知識のないスタッフでも更新作業が簡単に行えます。複数名で運用することで作業を分散することもでき、院内で更新作業を行えば運用・管理のコストを削減することが可能です。

CMSで病院・クリニックのサイトを作成するデメリット

CMSで病院・クリニックのサイトを作成するデメリットは以下の3点です。

  • 機能や操作方法を覚える必要がある
  • 更新者によって内容がバラつく可能性がある
  • セキュリティが脆弱性のリスクがある

機能や操作方法を覚える必要がある

CMSの更新作業を行うためには、当然ながら機能や操作方法を覚える必要があります。コンテンツの作成や更新作業そのものは難しくないため、高度な専門知識は必要ありませんが、最低限の知識は必要です。

特に規模が大きい病院・クリニックのサイトの場合、診療科ごとに更新作業を行うこともあるでしょう。複数のスタッフが更新作業を行う場合、その全員が機能や操作方法を覚える必要があります。担当スタッフが増えれば、知識を共有したりセキュリティの面でルールやマニュアルが必要になるでしょう。

更新者によって内容がバラつく可能性がある

複数のスタッフが更新作業を行うと、特にお知らせやブログなどの記事において内容がバラつく可能性があります。

機能や操作方法は同じでも、書く内容や表現方法はスタッフ次第です。文章の表現はもちろん、スタッフごとに、記事の装飾やレイアウト、文字のサイズなど見た目にバラつきがでることもあるでしょう。

セキュリティ面で脆弱な可能性がある

セキュリティ面の脆弱性もCMSのデメリットの1つとして挙げられます。WordPressのようなオープンソース型のCMSは、世界中に利用者が多く、ソースコードが一般に公開されているため、ハッカーの標的になりやすいです。また、オンライン上で作業するという点で、サイバー攻撃などの危険が伴います。無料のCMSはサポートによるサービスを受けることが難しく、トラブルが発生してもすぐに対応してもらえないため、Web上のマニュアルやユーザーフォーラムのQ&Aを参考にするなど、自分で情報を集め対処する必要があります。

CMSを導入する際の注意点とポイント

CMSを導入する際の注意点とポイントは以下の3点です。

  • 運用ルールとマニュアルが必要になる
  • サイトが重くなる場合がある
  • 最新版への対応が必要

運用ルールとマニュアルが必要になる

前述したとおり、最低限の機能や操作方法を覚える必要があり、更新者によって内容にバラつきが出る場合があります。作業するスタッフが変わるたびに情報を共有するのは手間がかかります。正しく情報を共有するため、ホームページで発信する情報の品質を守るためにも、運用ルールやマニュアルを用意して管理しましょう。

サイトが重くなる場合がある

CMSは多くのファイルから構成されていて、動的なページを表示する仕組みなので、静的なページを表示する場合より、表示速度が遅い傾向にあります。また、機能を拡張しようとプラグインを入れすぎるとサイト自体が重くなり、表示に時間がかかります。読み込み速度の遅延は、ユーザーにストレスを与え、サイトの離脱につながります。

最新版への対応

CMSは常に最新版にバージョンアップしておくことが重要です。バージョンアップには、機能面の強化や仕様変更だけでなく、セキュリティ対策の側面もあります。バージョンアップせずにそのままにしておけば、ハッカーなどからサイバー攻撃にあう危険性もあるため、常に最新版に保つ必要があります。ただし、プラグインによっては最新版に対応していない場合もあるため、バージョンアップ時には情報を集めた上で対処する必要があります。

株式会社ITreatによるCMSを使った導入事例・制作事例

株式会社ITreatでは、これまでに様々な病院・クリニックのホームページをCMSで制作しております。ここでは、実際に弊社が制作した導入事例・制作事例をご紹介します。

▼岐阜大学医学部附属病院 がんセンター様

顧客名 岐阜大学医学部附属病院 がんセンター
URL https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/origin/cancer-center/
CMSタイプ Movable Type(ムーバブルタイプ)
コメント サイトのフルリニューアルを担当。先方のご希望からMovable Typeでサイトを制作。デザインのリニューアルに合わせて、スマホにも対応できるようレスポンシブデザインを採用しました。ターゲットとなる一般の患者さんや医療関係の皆さんが欲しい情報にアクセスしやすいよう、過去の投稿や動線を整理し、見やすさを優先した構成にしています。

▼梶の木内科医院様

顧客名 梶の木内科医院
URL https://www.kajinokinaika.com/
CMSタイプ WordPress(ワードプレス)
コメント サイトのフルリニューアルを担当。より更新しやすい作りに改善しつつ、ターゲットに色々な記事を読んでもらえるよう、カテゴリやキーワードの機能を追加。院長先生をはじめ、スタッフの皆様による積極的な記事の投稿もあり、リリース後1週間足らずでアクセス数がリニューアル前に比べて飛躍的に上昇。

▼うえだ整形外科クリニック様

顧客名 うえだ整形外科クリニック
URL https://ueda-seikeigeka.com/
CMSタイプ WordPress(ワードプレス)
コメント 新規開業に伴うホームページ制作を担当。どんなクリニックなのか地域の皆さんに情報を届けたい。積極的に情報を発信したいというご希望から、通常のブログコンテンツだけでなく、各診療案内のページやQ&Aといったコンテンツを採り入れました。プレオープンサイトの開設時から積極的に活用いただけ、開院後の検索順位にも好影響が出ています。

更新・管理しやすい作りでマニュアル付き

株式会社ITreatでは、お客様のホームページに合わせて、CMSで更新・修正の作業がしやすい管理画面を提供しています。
また、どのスタッフさんでも作業いただけるよう、実際の画面を用いたマニュアルもご用意しております。ご不明な点は、お電話でのサポートやZoomなどを使い一緒に画面を見ながらご案内。お客様が管理・運用しやすい環境づくりを心がけております。

MHPのススメ

株式会社ITreatでは、集患・増患のお悩みを解決する医療特化ホームページ『MHP(メディカル・ホームページ・パッケージ)』を提供しております。
CMSを導入した更新・管理しやすいホームページで、集患・増患につながるサイト設計。毎月の更新も医療機関に特化したスタッフに丸投げOKのため、先生は診療に集中いただけます。
ホームページ公開後も、日々アクセス解析を実施。お客様と一緒に強いWebサイトへと育てるためのMHPをご提案しております。

▼メディカル・ホームページ・パッケージの詳細はコチラ
https://itreat.co.jp/mhp

まとめ

病院・クリニックなど医療系のホームページをCMSで作成するメリットやデメリット、注意点についてご紹介してきました。

CMSは導入の手軽さや更新のしやすさから、患者さん向けに定期的な情報発信やSEOで集患を行いたい病院・クリニックにとって、ホームページを制作する上で利用価値のあるツールだと言えます。

ご紹介したメリットやデメリット・注意点を加味したうえで、導入をしましょう。

CMSを使ったサイト制作は株式会社ITreatにお任せ

株式会社ITreatでは、医療機関に特化したスタッフがホームページを制作しております。
ターゲットである患者さん目線を大切にしたWebサイトの制作やリニューアルをはじめ、開業に向けたプレオープンサイト、医療従事者に向けて求人に特化した採用サイト、動画撮影などにも対応した『メディカル・ホームページ・パッケージ』をご用意しております。

▼メディカル・ホームページ・パッケージの詳細はコチラ
https://itreat.co.jp/mhp

CMSを使い、病院・クリニックの集客(集患・増患)を目的としたサイト制作のご提案が可能です。実際に導入されたお客様から、新規患者の獲得や検索順位の向上につながったというご好評の声もいただいております。

▼気になるお客様の声はコチラ
https://itreat.co.jp/voices

無料見積もりも承っております。下のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

CMSを使った病院・クリニックのホームページ制作なら、ぜひ株式会社ITreatにお任せください。

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備考
S・OGAWA

執筆者

S・OGAWA

株式会社ITreat

Webディレクター/リーダー

大手求人情報誌のデザイナー、インハウスのWebデザイナーを数年経験。Webディレクターに転身後、Web事業を展開している上場企業を経て、2019年に株式会社ITreat入社。現在は病院・クリニック・リハビリ施設サイトのディレクションを担当。社内外のSEO対策にも従事。

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