クリニックのホームページ制作の費用の相場について

ホームページ制作

公開日:2025/05/19

Facebookでシェア Twitterでシェア はてなブックマーク LINEでシェア Pinterestでシェア

医療機関の経営において、ホームページの存在は今や必須となっています。新規患者の獲得、医院の情報発信、そして地域住民とのコミュニケーションツールとして、ホームページは強力な武器となり得ます。しかし、「制作費用がどのくらいかかるのか」「どの制作会社を選べばいいのか」と悩まれている院長先生も多いのではないでしょうか。

本記事では、クリニックのホームページ制作にかかる費用の相場を詳しく解説し、適切な制作会社の選び方から、コストパフォーマンスに優れたホームページ作成方法まで、医院経営者の皆様に役立つ情報をお届けします。

クリニックホームページ制作の費用相場

種別 料金の相場
個人・フリーランス 10〜50万円
中堅の制作会社 50万円〜150万円
大手の制作会社 200万円〜1000万円
初期費用0円型 無料

クリニックのホームページ制作費用は、制作を依頼する相手によって大きく異なります。個人のフリーランスから大手制作会社まで、それぞれの特徴と費用相場を見ていきましょう。

個人・フリーランスに依頼する場合

個人やフリーランスのWeb制作者に依頼する場合、一般的に次のような費用感となります。
初期制作費: 10万円〜50万円

特徴
  • 低コストで制作可能
  • クリエイターと直接やり取りをする
  • 小回りが効きやすい
  • 個人の技術や知識に依存するため、品質にばらつきがある
  • 長期的なサポートに期待できない

フリーランスを選ぶ際のポイントは「ポートフォリオ」(これまでの制作実績)の確認です。過去に医療機関のウェブサイトを手がけた実績があるか、デザインの質は高いか、といった点をチェックしましょう。
コスト面では魅力的ですが、担当者が一人であることが多いため、病気や急な都合で対応が滞る可能性もあります。
実際に弊社のお客様でも、個人に依頼していたが連絡が途絶えてしまって、ホームページを誰も触れなくなったような事例を何度か見てきました。

中堅の制作会社に依頼する場合

中堅の制作会社に依頼した場合の相場は以下の通りです。

初期制作費: 50万円〜150万円

特徴
  • 安定したクオリティが期待できる
  • 医療機関に特化している制作会社が多数ある
  • SEO対策や広告運用など、マーケティングに関する幅広いサポートを受けられる
  • フリーランスに依頼するより高額である
  • 制作会社の数が多く、業者選定が大変である

中堅の制作会社の強みは「総合的なバランスの良さ」です。コストと品質、サポート体制のバランスが取れていることが多く、特に医療機関向けのホームページ制作に特化した会社であれば、業界特有の知識やノウハウを活かした提案が期待できます。

大手の制作会社に依頼する場合

大手制作会社は最も高額な費用設定となりますが、提供されるサービスの質も高いのが特徴です。

初期制作費: 200万円〜1000万円

特徴
  • 高品質なデザイン・機能性
  • 巨大なサイト制作にも慣れている
  • スペシャリストによる包括的なサポート
  • 一般のクリニックにはオーバースペック
  • 最新のテクノロジーにも対応可能

大手制作会社の強みは「総合力」です。単なるホームページ制作だけでなく、集患戦略を含めた総合的なデジタルマーケティングの提案が可能です。大規模なクリニックや、複数の医療機関を展開している場合には、投資効果が見込める選択肢と言えるでしょう。

初期費用0円のサブスクリプション型サービス

近年増加している「初期費用0円」で月額料金のみのサブスクリプション型サービスも選択肢の一つです。

特徴
  • 初期投資なしでスタートできる
  • テンプレートを活用した効率的な制作
  • 契約期間が設定されていることが多い(通常2年〜5年)
  • カスタマイズ性には制限がある

初期費用を抑えたい場合や、キャッシュフローを安定させたい場合に適したプランです。ただし、契約期間全体でのトータルコストを計算すると、必ずしも安くなるとは限らないため、長期的な視点での比較が必要です。
また、医療機関特化型のサブスクリプションサービスも存在し、予約システムや問診票のオンライン化など、クリニック運営に役立つ機能が最初から組み込まれているものもあります。

クリニックに特化した制作会社を選ぶためのチェックリスト

クリニックのホームページ制作を依頼する際に、以下のチェックリストを活用してください。依頼先の候補が複数ある場合でも、このリストを基準に比較することで、最適な制作会社を選定しやすくなります。

  • ①医療機関の制作実績が豊富か?
    医療機関向けのホームページ制作実績が豊富な会社を選ぶことで、より目的にあった提案が期待できます。
  • ②SEO対策の実績はどうか?
    同規模の同じ診療科のクリニックに対して支援実績があり、きちんとその地域で高順位を獲得できているかを確認しましょう。
  • ③CMSの導入・更新体制が整っているか?
    CMS(一般的にはWordPress)が自院のスタッフでも簡単に更新できるものになるかどうか。
    また、更新サポートの対応可能な作業量とスピード感についても確認しておきましょう。
  • ④契約期間や解約条件が明確か?
    聞きづらいかもしれませんが、契約期間の縛りや解約時の手数料については、事前に確認しておきましょう。
  • ⑤アクセス数等に関する報告の頻度
    基本的にはGA4(GoogleAnalytics4)を使ったアクセス解析を行うはずです。
    GA4の権限がクリニック側にも提供されるか、またどの程度の頻度でアクセス数を報告してもらえるかを確認してください。
  • ⑥コンテンツ制作のサービスが含まれているか?
    診療案内や医師紹介の文章作成が、初期費用の中に含まれているかどうかをきちんと確認しましょう。
    すべての原稿をすべて医院側で用意しなければならなくなったような事例もあります。最終的には医院側で確認する必要はありますが、雛形となる文章は可能なら制作会社側に用意してもらうべきです。
  • ⑦技術的な面でのSEO対策は万全か?
    タイトルタグ・ディスクリプションタグに対するこだわり、見出しタグやaltタグなどの細かな設定について見解を聞きましょう。
    また、サイトのスピードも重要ですので事例を見せてもらうようにしましょう。
  • ⑧サーバー移管時のデータ引き継ぎが可能か?
    サイトを他社に移管せざるを得なくなったとき、データの引き継ぎを不可としているような会社もあります。
    移管が可能か、またその際の費用についても事前に確認しておきましょう。
  • ⑨制作期間の目安が提示されているか?
    納期の目安や遅延時の対応策が明示されているか。
  • ⑩プロジェクト担当者の専門性
    担当者によっての当たり外れは当然ながらあります。
    医療機関向けの案件を担当した経験のあるディレクターやデザイナーがアサインされるかを確認しておきましょう。

医療に特化したWeb制作会社の例

  • 株式会社メディココンサルティング
    メディココンサルティングのホームページ
    2,000件以上の医療機関向けホームページ制作実績を持ち、集患・増患に効果的なサイト制作を提供。公開後も安心のサポート体制が整っています。
  • 株式会社日本経営
    日本経営のホームページ
    初期費用0円でサイト制作が可能な「Wevery!」を提供。最短30分で公開可能なスピード感と、専門知識がなくても簡単に更新作業ができる点が特徴です。
  • 株式会社ITreat
    株式会社ITreatのホームページ
    医療機関の集患・増患を目的としたホームページ制作に特化。SEO対策を含めた総合的な提案や、医療広告ガイドラインの遵守を徹底し、公開後のサポートも充実しています。
  • 株式会社メソッドイノベーション
    メソッドイノベーションのホームページ
    医療業界のブランディングと集患を重視したWebサイト制作を展開。ユーザビリティに配慮したデザインと、SEO対策を融合させたトータルソリューションを提供しています。

まとめ

クリニックのホームページ制作費用は、依頼先やサービス内容によって大きく異なります。初期費用を抑えるのか、品質を重視するのか、自院の目的に合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。

弊社では、医療機関専門のホームページ制作サービス「メディカル・ホームページ・パッケージ」をご提供しております。ホームページ制作会社をお探しの方は、ぜひお問い合わせください。

D・MIZUNAGA

執筆者

D・MIZUNAGA

株式会社ITreat

執行役員・Webディレクター

大手人材系企業で医療業界のキャリアコンサルタントとして勤務したのち、ITベンチャーへ転身。現在は株式会社ITreatの執行役員として、主に病院やクリニックのWebサイト制作、採用課題の解決、SEOコンサルティングを行う。キャッチコピーは「関わるすべての方とのWin-Winを作る」。

menu メニュー
電話お電話 お役立ち資料お役立ち資料 無料見積もり無料見積もり