「集客には困っていない。でも、Webサイトが必要になった」 昨今、このようなご相談が急増しています。その背景にあるのは、企業の社会的責任（SDGs）と、事業支援のための補助金活用です。

この度、特殊化粧合板の製造を行う「株式会社アモット」様の新規コーポレートサイト制作において、制作協力という形で携わらせていただきました。

ご依頼の背景：Webサイトは「集客ツール」から「社会的信用の証明書」へ

アモット様は、安定した事業基盤をお持ちのため、新規集客を目的としたWebサイトは不要でした。しかし、今回制作を決断されたのは、現代の企業経営において避けて通れない「2つの課題」があったからです。

1. SDGsへの取り組みと補助金活用： グループ全体でSDGsを推進する中、多くの補助金申請において「自社サイトでのSDGs宣言の公表」が必須条件となっていたこと。
2. 製品と技術の可視化： 優れた技術と製品を持ちながら、それを外部へ正しく伝える公式な場が存在しなかったこと。

つまり、今回のミッションは、「企業の透明性を高め、社会的信用（と補助金）を獲得するためのインフラ整備」でした。

課題解決へのアプローチ：実直な「技術」と、柔軟な「未来」をデザインで融合

私たちは、アモット様の確かな技術力と、環境への配慮という企業の姿勢を表現するため、以下のデザイン戦略を実行しました。

1. 「木」の温もりと「SDGs」を象徴するカラーリング

SDGsや環境配慮への意識を視覚的に伝えるため、ベースカラーは清潔感のある「白」、メインカラーには自然を想起させる「緑」を採用しました。 ファーストビュー（ヒーローイメージ）には、扱っていらっしゃる木材の素材感を活かした画像を配置。言葉で語らずとも、事業の主軸と環境への優しさが伝わるよう設計しています。

2. 「硬」と「軟」のバランスで、将来の採用に備える

現在は積極的な採用活動を行っていませんが、将来的に人材が必要になった際、スムーズに採用活動へ移行できるよう「若手（20〜30代）に受け入れられやすいデザイン」を意識しました。

• 直線の信頼感（硬）： 製造業としての実直さや製品の精密さを表現するため、レイアウトの基本骨格は直線的で整然とした構成に。
• 表現の柔らかさ（軟）： 一方で、堅苦しい印象になりすぎないよう、画像のボケ感やフォント選びで「柔らかさ」をプラス。

この絶妙なバランスが、取引先には「信頼」を与え、未来の求職者には「親しみやすさ」を感じさせる、息の長いブランディングを可能にします。

サイト制作・リニューアルをご検討中の経営者様、広報担当者様へ

• 「SDGsや環境への取り組みを、対外的にしっかり公表したい」
• 「今は採用予定がないが、将来のために若手に好まれる企業イメージを作っておきたい」
• 「補助金申請や銀行融資のために、しっかりとしたコーポレートサイトが必要だ」

Webサイトの役割は、集客だけではありません。 企業の社会的信用を担保し、利用可能な制度を最大限に活用するための「経営インフラ」でもあります。

私たちは、貴社の事業フェーズや目的に合わせ、最適なWebサイトのあり方をご提案します。 「集客以外の目的」でのWeb制作も、ぜひ経験豊富な私たちにお任せください。

Client

株式会社アモット

Release

2025.12

Type

コーポレートサイト

Taste

シンプル

URL

https://g-amot.com/

Service

企画・提案 サイト運用 解析・分析 ディレクション ブランディング デザイン コーディング ライティング ロゴ イラスト システム開発 写真撮影 動画撮影 CMS構築 WordPress MovableType SNS導入 撮影 編集 投稿・配信